はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回は『アドバンス・オブ・Z ティターンズの旗のもとに』から、2006年2月号の電撃HOBBY MAGAZIN付録であったFG版のフルドドのバリエーションのレビューをさせていただきたいと思います。
2019年9月現在ではプレミアムバンダイさんからHGUC版のフルドドも予約販売されており嬉しい限りですが、今回ご紹介するFG版は白一色で、ガンダムマーカーエアブラシシステムによる塗装も行ってみておりますので巻末の制作記録にも目を通していただけると幸いです。
フルドドのバリエーションについてはフルドド+プリムローズ、フルドド×2、フルドド+ギャプラン・ブースター等をご紹介したいと考えております。2019年11月現在でもこれらの商品の予約はまだまだ可能ですので予約していない方がいらっしゃたら是非チェックしてみて下さい!
フルドド バリエーション
フルドド(FF-X29A)
まずは基本となるG-パーツ[フルドド]の単機から。FG版フルドドもHGUC化されるまではプリムローズ同様にかなりプレミアム化されていた上に貴重であったため制作するきっかけが無かったのですがこうして完成してくれると感慨深いものがあります。
続いて右側からの画像です。FG版フルドドもFG版プリムローズ同様に成形色は白一色なので着色部分はガンダムマーカーエアブラシで塗装しています。塗装に慣れていなかったのでリタッチが多くムラも多いです(汗)。
ガンダムマーカーエアブラシのレビューも書いていますので良かったらご覧下さい。
そして反対側から・・・制作は目立つ部分のみの合わせ目消し、スジ彫り、スミ入れ、プラ板やカラーチップと水転写デカールの貼付け、仕上げにつや消しのトップコートで仕上げています。
カラーチップの作り方はこちらからどうぞ。
上方からの1枚。ガンダムマーカーエアブラシとは言え初めての塗装なので色々と苦労はしたのですが、スラスター部分の塗り分けが個人的には一番難しかったです。良い勉強にはなりましたがHGUC版ではパーツ分けされているようなのでこれから作ろうと言う方にはHGUCがお勧めです。
フルドドのクロウ・ウィング・ユニットにエネルギー・パックを装備させての1枚です。『アドバンス・オブ・Z』のムック本に載せられていたので再現してみたかったのですが黄色が良いアクセントになっていますね。
向かって左側のクロウ・ウィング・ユニットのクロウ部分は展開状態が再現可能です。ここは肉抜きが目立つと思ったのでプラバンでディテールを足してみました。
クロウ部分にロング・ブレード・ライフルを装備させた状態も再現出来ます。
ちょっと退いた画像で。機体下部にもロング・ブレード・ライフルを装備させているのでFG Gパーツ[フルドド]を2キット使用しています。素晴らしいデザインですね。
HGUC ガンダムTR-1[ヘイズル改]の作例紹介及びバリエーションレビューはこちらからどうぞ。
フルドド+プリムローズ
ここからはプリムローズとフルドドの組み合わせをご紹介して行きます。まずはプリムローズ単体の画像からです。小さくてかわいらしいです。
プリムローズのレビューはこちらからどうぞ。
FG版ではフルドド側にコネクターが付属しており、このコネクターを使ってブースター・ポッド経由でフルドドをプリムローズと接続させます(下の画像でブースター・ポッドに付けてあるパーツ)。
下は右側からの画像です。フルドド自体がかなりフラットな形状なので角度によってはかなりボリュームが少なくなったように見えます。被弾しにくい設計だったりするのですかね。
そして反対側から・・・作業はかなり大変でしたが苦労は報われた気がします(笑)。しかし、撮影中もディテールが取れそうでヒヤヒヤしながらなので早く終えたいところです。
フルドド+プリムローズの合体形態の真正面からの1枚です。発色も良いですかね・・・ガンダムマーカーも優秀です。
続いてプリムローズ側のオプション・バインダーを介しての武装を接続して行きます。上段が武装前、下段がミサイル・ポッド×2装備後です。因みにクロウ・ウィング・ユニットにはエネルギー・パックもマウントさせてみました。
下はミサイル・ポッド×2武装のプリムローズ+フルドドの上方からのワンショットです。所々に見える黄色が目を引きます。
更に左側のミサイル・ポッドをサブ・アーム・ユニットを介して試作型ウィンチ・キャノンに換装した形態へ。プリムローズの第1種兵装のシールド・ブースターの変わりにフルドドを接続したパターンです。
更に更に、フルドドのクロウ・ウィング・ユニットにロング・ブレード・ライフルを装備させての撮影です。アンバランスな感じもまた試作機っぽくて好みです。
プリムローズ右翼の試作型ウィンチ・キャノンを左翼のミサイル・ポッドと入れ替えた形態へ。左右の火力と重量のバランスが改善された感じがします。ついでに試作型ウィンチ・キャノンのバレルも開放させた状態へ。
反対側及び真正面からの画像で最後です。バリエーションが多いのでかなり混乱しましたが、そういうところもA.O.Zの魅力ですよね。
フルドド+プリムローズ+ギャプラン・ブースター
ここからはフルドドとプリムローズの合体形態にギャプラン・ブースターを装備した形態へ・・・至福の時間です(長かった・・・)。
上方から・・・機体の長さがお伝え出来ているのではないでしょうか。
クロウ・ウィング・スラスターを展開して(上)、ロング・ブレード・ライフルを装備させてみました(下)。付録グレードとは言え線がしっかりと出ていて理想的なラインが出ている気がします。
フルドド+プリムローズ+ギャプラン・ブースター形態の最後の1枚。因みにギャプラン・ブースターはアクションベースに乗せているだけなので2、3回落としていたりと苦労しています・・・壊れなくて良かったです(笑)。
HGUC ガンダムTR-1[ヘイズル·ラー]の作例紹介及びバリエーションレビューはこちらからどうぞ。
フルドド(Gトップ形態)
フルドドのウィング・ユニットは左右非対称となりうる事も特徴で、左翼がスラスター・ウィング・ユニット、右翼をクロウ・アーム・ユニットとした描写が多いのですが、戦況に応じた換装が可能で下の画像のように両翼をスラスター・ウィング・ユニットにした形態をフルドドのGトップ形態と呼びます。
スラスター・ウィング・ユニットはシンプルな推進装置としての機能があり、双翼をスラスター・タイプに揃える事で機動性を向上させたフルドドの運用が可能になります。武装はノーズ・センサー・ユニットのキャノン砲のみですが推進剤の積載量の点で航続性にもアドバンテージありです。
因みにフルドド(Gトップ形態)を再現するにも2キットが必要となります。ヘイズル・ラー(第ニ形態)の再現などにも使えるので余裕があれば複数個持っていても損はないかと思いますので是非(笑)。
そしてGトップ形態最後の1枚です。今回のフルドドのバリエーションレビューに当たり、ウィング・ユニットを計4枚制作したのでかなり骨が折れましたがそれに見合うものは得られた気もしています。
フルドド(Gトップ形態)+プリムローズ
ここからはフルドド(Gトップ形態)+プリムローズを・・・スラスター・ウィング・ユニット2枚を装備したフルドドの高機動形態をプリムローズに装着した形態へ。
右側から。武装はプリムローズの試作型ウィンチ・キャノン、ミサイル・ランチャーからの組み合わせとフルドドのノーズ・キャノンとなります。
左側から。フルドドのウィング・ユニット自体はシールドとしての機能も有しているので上方からの防御性能向上していそうですね。こう言った点ではプリムローズの第1種兵装の発展型と言えますね。
真正面からのワンショット。各ユニットの接続部が細く繊細なイメージです。かなり好みのシルエットです。
フルドド(Gトップ形態)+プリムローズ+ギャプラン・ブースター
ここからはフルドド(Gトップ形態)+プリムローズに更にギャプラン・ブースターを装着させた形態をご紹介して行きます・・・まずは正面から。大迫力です。
バックスクリーンが黒と言うこともあってか宙域を航行しているような雰囲気をみせてくれました。リビングの証明で撮影していますが神々しい感じもしてしまいます。
プリムローズの武装がメインとなり、下の画像では試作型ウィンチ・キャノンとミサイル・ランチャーが1基づつです。
更にプリムローズの左翼の武装をミサイル・ランチャーから試作型ウィンチ・キャノンに換装してメガ粒子砲×2に火力アップです。
左側から。プリムローズ+フルドド(Gトップ形態)+ギャプラン・ブースター最後の1枚です。
HGUC ガンダムTR-6[ウーンドウォート]のレビューはこちらからどうぞ。
フルドド(Gベース形態)
ここからは、Gパーツ[フルドド]の双翼をクロウ・ウィング・ユニットに換装した形態で、フルドド(Gベース形態)と呼ばれる形態です。
少し右側からです。個人的にはクロウ・ウィング・ユニットのデザインがかなり好きです・・・安易な選択でしょうか。
左側からも。左右対象なので変化ないのですがお付き合い下さい。因みにクロウ・ウィング・ユニットの武装はクロウそのものと内蔵されているビーム発生装置を使ったビーム・サーベル、ロング・ブレード・ライフルを使ったキャノン砲とかなりのラインナップです。
クロウ・ウィング・ユニットのマウント・ラッチにはエネルギー・パックを保持させる事も出来ます。因みにHGUC ガンダムTR-1[ヘイズル改]から流用しています。
黄色がアクセントとなり良く効いてくれてます。フルドドのGトップ形態からGベース形態への換装によって運用方法が大きく切り替わり、機動性の変わりの高い格闘能力が付与される事に。
下の画像では双翼のクロウ・ユニットを展開させた状態。カブスレイやハンブラビ等のクロウを持ったMSと共通の武装です。
反対側から。クロウ内部の合わせ目の消し忘れが恥ずかしいですがこのまま行かせていただきます・・・因みにここにビーム発生装置が内蔵されている設定です。
更にエネルギー・パックをラッチにマウントしての画像もアップさせていただきます。スラスター・ウィング・ユニットにはこういった機能も無かったので上手く差別化が計られてますね。
上でも書きましたが、ビーム発生装置はロング・ブレード・ライフルと連結させることでビーム・キャノンとしても機能。これはかなり強力そうですね、長物なので迫力もあります。
反対側から、格好良いですね。
Gベース形態左右対称言う事で機体下部に懸架していたロング・ブレード・ライフルも左翼にも接続させてダブル・ビーム・キャノン状態も可能。ノーズ・ビームキャノンも合わせてかなりの火力になりそうです。
更にエネルギー・パック×2もウィング・ユニットのラッチに保持させた状態へ。前線への増援と弾倉の供給も出来そうです。
そして全体像へ。ここまで来るとかなりモビルアーマーっぽさが出て来る気がします。クロウ部分のロング・ブレード・ライフルの保持も十分です、付録とは思えない感じですが、ただただ塗装ハゲが怖いです・・・
反対側からも・・・人型でないのが新鮮な気分にさせるのでしょうかね。燃費無視の高火力仕様と言ったところですが魅力的です。
フルドド(Gベース形態)+プリムローズ
ここからはプリムローズにフルドド(Gベース形態)を合体させた形態へ。プリムローズには試作型ウィンチ・キャノン×2、フルドド(Gベース形態)にはロング・ブレード・ライフル×2を装備させています。
右側からと真正面からの画像へ。当時は付録のみの販売でしたがこれはテンションが上がりますよね。オンライン限定とは言え良い時代になりましたね。
左側からの画像です。似たような画像で恐縮ですがキットが壊れそうで精神と集中力を保てず、一度バラすと組み立てたくない印象だったので多めに撮影してますのでご容赦を(笑)。
かなり退いた画像を1枚。見下ろす格好で撮った1枚ですがザリガニにも見えますよね。
と言う事でGパーツ[フルドド](Gベース形態)にプリムローズを合体させて試作型ウィンチ・キャノン×2とロング・ブレード・ライフル×2装備形態ラストの画像で最後です。この形態も格好良かったです!
HGUC フルドドIIの作例紹介及びバリエーションレビューはこちらからどうぞ。
フルドド(Gベース形態)+プリムローズ+ギャプラン・ブースター
続いてプリムローズにフルドド(Gベース形態)を合体させた形態に更にギャプラン・ブースターを装備させた形態へ・・・まずは全体像からですがこちらも非常に長いです(笑)。
お次は正面からです。フルドド(Gベース)越しに見えるギャプラン・ブースターが良いですね。因みにギャプラン・ブースターは一般販売のHGUC ギャプランから流用しています。
再び少し退いてのサイドショットですね。ギャプラン・ブースターは全体の2/3くらいありそうですね。
左側から。ギャプラン・ブースターは整形色が緑なのでガンダムマーカーエアブラシで塗装しています。ガンダムマーカーの白色は”ガンダムマーカー アドバンスセット”のホワイトを使用しています。
ここからは後部のギャプラン・ブースターからの画像を・・・やっぱり大きいですね。中々、良い写真が撮れなかったのですがここも大きな魅力の一つですよね。
それでは最後にプリムローズ+フルドド(Gベース形態)+ギャプラン・ブースターの全体像で・・・大満足です。
HGUC ガンダムTR-6[ウーンドウォート·ラー]の作例紹介及びバリエーションレビューもしておりますのでご興味のある方はこちらからどうぞ。
フルドド×2(MA形態)
ここからはGパーツ[フルドド]2機を合体させたフルドドのMA(モビルアーマー)形態をご紹介して行きます。設定画でよく見られる上部がスラスター・ウィング・ユニット×2としたGトップ形態、下部がクロウ・ウィング・ユニット×2のGベース形態です。
右側から。パイロットは上部フルドドに一人、下部フルドドに一人ずつ登場出来ますが、分離後の独立運用を考慮しなければ一人でMA形態のフルドドを操作出来るようですね。
左側上方から。上でも少し書きましたがこの状態からGトップ形態とGベース形態に分離可能で、逆に合体も出来ます。
ここでフルドド(MA形態)にロング・ブレード・ライフル×2を装備させた形態へ。やっぱり武装させると格段に格好良くなります。
右側からの画像。スラスター・ウィング・ユニット×2の推進力に加え、クロウ・ウィング・ユニットのロング・ブレード・ライフルとノーズ・ビーム・キャノン×2もあって火力も十分です。かなり強力な機体に変貌です。
左側から。クロウ部分から伸びるロング・ブレード・ライフルのシルエットもきれいですね。制作には苦労しましたが素晴らしいキットです。
Gトップのウィング・ユニットの影になってしまっていて殆ど見えないですがクロウ・ウィング・ユニットのラッチにはエネルギー・パックもマウント可能です。
ここからはクロウ部分のビーム発生装置に連結していたロング・ブレード・ライフルをGベース後方に格納した形態を。下の画像の角度だとあまり見えませんが・・・
後方から見るとかなりの長さです。
もう一度前方に戻って。塗装ハゲや破損は恐いですがウィング・ユニットもかなりフレキシブルに可動します。
そしてフルドド(MA形態)のロング・ブレード・ライフル×2格納形態ラストの画像です。これも格好良かったです。
フルドド×2(MA形態)+ギャプラン・ブースター(Gアーマー形態)
ここからはフルドド×2(MA形態)にギャプラン・ブースターを装備させたフルドドのGアーマー形態をご紹介して行きます。
これまた撮影者泣かせの超長物です・・・しかし、せっかく造ってもブログをやっていなかったら写真に収める事も無かったと思うので良い機会です。これは一度バラしたらもう組みたくない印象でした。
こちらがフルドドのGアーマー形態の真正面からの1枚です。神々しい感じがしてしまいます。
更に退いた画像を1枚。アクションベースとの相性が良ければもう少しダイナミックな画像も撮れる気がしますが・・・良いのが見つかったら再度撮影してアップさせていただきます。
ここからはギャプラン・ブースターを装着してロング・ブレード・ライフル×2格納状態のフルドドのGアーマー形態へ。このアングルだと少し見えにくいですがしっかりとあります(笑)。
かなりズームアウトしてのカットです。こちらはGベースのクロウ・ウィング・ユニットの後方に格納されているロング・ブレード・ライフルをしっかりと確認する事が出来ますね。
左右対称なのですがお約束で反対側からの1枚です。設定によるとフルドドのGアーマー形態はギャプラン・ブースターは勿論の事、Gトップ形態とGベース形態への分離、逆にGトップ形態とGベース形態の合体も可能なようです。
更に上から見下ろすアングルで・・・単に左右のアングルを替えるだけでもバックスクリーンの大きさがギリギリなので全パーツの大移動を伴います。その度に転倒したり取り付け角度を見直したりとかなり精神が削り取られています(汗)。
今度は格納状態のロング・ブレード・ライフルの格納状態が良くお伝え出来る画像を。
いよいよ終わりが見えて来ましたが今回最も苦労したユニットの一つでもあるギャプラン・ブースターにフォーカスして。そもそもこれをガンダムマーカーエアブラシで塗装しようと考えたところが正気の沙汰ではなかった気がしますが諦めずにここまでやった気概だけは褒めてあげたいと思っています(笑)。
フルドド (201904) 制作記録
まとめ
以上が2006年2月発売の電撃HOBBY MAGAZINEの付録より1/144 FG版 フルドドをベースキットとしたフルドドのバリエーションのレビューでした。
冒頭でも触れさせていただきましたが個人的にも思い入れの深い機体でA.O.Zにハマるきっかけにもなった商品でしたので頑張って作ってみました。プリムローズと並んで人気の高いフルドドでしたがプレミアムバンダイさん限定とは言えHGUC化されて本当に良かったですね(FG版をたくさん集めていた私はちょっとショックもありましたが)。
最近では、A.O.Z近辺がとても賑わっていますが根強いファンの思いがようやく叶った感じですね!このままのペースでドンドンとプロジェクトが進めて行って欲しいところで、ハイゼンスレイIIやフルドドIIが予約開始となったのでクリスマスシーズン辺りはハイゼンスレイII・ラーですかね。
ヘイズル・ラーやヘイズル・ラー(第ニ形態)等、A.O.Zが好きでこれから1/144 フルドドを作ってみたいと言う方は2019年9月13日現在でもプレミアムバンダイさんにて予約販売されているので色分け済みのHGUC版がお勧めです。送料はかかってしまいますが定価で購入可能ですので今まで高くて気が引けていた方は是非、一度チェックしてみて下さい!それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました!