はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回は前回に引き続き電撃ホビーマガジン2006年2月号の付録である1/144 Gパーツ[フルドド]の制作記録4回目として、その拡張の延長としてギャプラン・ブースターの制作をご紹介させていただきたいと思っております。因みに前回の制作記録はこちらからどうぞ。
前回も書かせていただいておりますが雑誌付録ながらプレミアム化されて中古で4,000円台で取引されていたフルドドが2019年6月現在でプレミアムバンダイ限定でHG版が予約可能となっています。まだ予約されていない方は下からでもチェック出来ますのでお見逃しなく!
HG 1/144 フルドド | HG 1/144 フルドド(C.D.C.) |
プリムローズの制作から始まり、ブースター・ポッド、シールド・ブースター、マルチ・コネクター・ポッド、強化型シールド・ブースター、フルドド、そしてギャプラン・ブースターまでやって参りました。ギャプラン・ブースターはかなりの大物で上手く出来るか心配もありますがお蔵入りにならないように頑張ります(笑)。
ギャプラン・ブースター(仮組み)
ギャプラン・ブースターはHGUC ギャプランからの流用です。今回は昔作ったギャプランのブースターが丸々残っていたのでそれを使って仮組みしてみました。取り合えず組んではみたものの一般的な1/144のMS位は優にある大きさです。これだけ大きいとディテールアップは苦労しそうですがやっぱり格好良いですね。
ギャプラン・ブースター(プラ工作)
まずはギャプラン・ブースターのスラスターからプラ工作でディテールアップして行きます。デフォルトの赤も良いのですが、今回はプリムローズやフルドドのスラスターに合わせて黄色にする事に・・・下の画像のように白いプラ棒を貼付けてディテールアップしてみました。因みにプラ棒は京商さんの”エバーグリーン”を使わせてもらいました。
正解って何だろうと模索しながら0.3mm厚のプラ板を貼付けて現状は下の画像に。ギャプラン・ブースター上部はコミック『ジョニーライデンの帰還』のイングリッド0の機体を参考に、側面はインレの射出形態のウェポン・コンテナをイメージしてみてます。
0.3mmのプラ板で更に少しディテールアップしています。そろそろギャプラン・ブースターの外側はやめといた方が良い気がして来たのでここで一旦終わりにします。
続いてちょっとひらめいたアイデアに挑戦です。下の画像の赤矢印に穴を開けて行きますが、まずはガイドとなる溝をキリで付けて行きます。
下の画像がキリで穴開けのガイドを付けた画像です。あまり目立つ場所ではないので省略してしまっても良いかなとも思いましたが一応やってみました(笑)。
ここでドリルとピンバイスを用いて穴開けしました。2mmの径の穴を開ける予定ですがいきなりは抵抗が大きくて難しいので、最初は1mmの穴を開けてます。因みに後ろのPCでブログのバックアップを行ってます(笑)。
続いて1.5mm径にドリル刃を交換して穴開けした画像が下です。0.5mmアップですがかなり抵抗は大きくなるのでやはり細かく刻んだ方がエグれのリスクも抑える事が出来ると思います。
そして目的の2mm径の穴開けしたのが下の画像です。
ここでタミヤさんの2mm丸棒が通るかどうかを確認です。
今度は2mmのプラ丸棒を加熱して曲げて行きます。今回はダイソーさんのUSBライターを使ってます(200円)。火傷と火事には気をつけて下さいね。
曲げ方は曲げたい部分を熱して軟らかくしてから力を加えれば曲げられます。2、3回練習すれば上手く行くかと思います。そして下の画像のようにコの字型にします。因みに幅はディバイダーで計測してます。
ニッパーで適当な長さに切り出します。
ギャプラン・ブースターのブースター部分の開口部分に入れ易くするためニッパーで切り込みを入れてます。
仕上がりのイメージはこんな感じです。プラ棒加工はここまでで後は塗装へ移りますね。
ギャプラン・ブースター(塗装)
まずはスラスター内部をガンダムマーカーエアブラシとガンダムマーカーのイエローで塗装したのが下の画像です。いや~格好良いですね、テンション上がります。
ガンダムマーカーエアブラシシステムのレビューも書いておりますのでご興味のある方はこちらからどうぞ。
続いて下の画像のようにスラスター内部をマスキングします。
スラスターの外側をガンダムマーカーエアブラシを使ってグレーに塗装。赤のような派手さはなくなりましたが、プリムローズやフルドドとの統一感が出せた気がします。
次はブースター部分の塗装です。まずはマスキングから。
悩んだあげくシンプルにグレーにしてみました。メカニカルな雰囲気が出ていて良いかと思います。
ギャプラン・ブースターの側面は下の画像の様にマスキングしてガンダムイエローで塗装。
ギャプラン・ブースター本体はガンダムマーカーエアブラシとガンダムマーカーのアドバンスセットのニューホワイトで塗装です。ほぼ全塗装のレベルだと思いますが結構苦労しました。塗装初心者の私にはちょっと難しい気もしましたが概ね良しと出来る仕上がりにはなったと思います。因みにニューホワイトは2本、エアカンは420mlを1本使い切ってます。
下の画像が黄色と白で塗装してマスキングを剥がしたところです。
塗装初心者の私が言うので話半分ですがガンダムマーカーの色によって少し使い勝手が変わって来る印象があります。例えばティターンズブルーは発色○、マスキングテープ耐性△、作業性○。イエローは発色○、マスキングテープ耐性○、作業性△。ホワイトは発色○、マスキングテープ耐性○、作業性△と言った印象です。もちろんここに私の技量不足が関与しているので参考程度にお考え下さい。
ギャプラン・ブースターの本体塗装のラストは側面のティターンズブルーへの塗装です。下の画像は塗装前のマスキング状態、ほぼミイラです(笑)。
下の画像が両サイドをガンダムマーカーエアブラシでティターンズブルーに塗った画像です。面積は広めでしたがティターンズブルーは粘性が低いので白よりも楽に塗装出来た印象です。
そして翌日にドキドキしながらマスキングを剥がした画像が下です。100点とは言えないですが85点位はあげても良い出来映えかと(笑)。
ギャプラン・ブースターのウィング部分はテスト機カラーで塗って行く計画で、ガンダムマーカーエアブラシのティターンズブルーを使うつもりですがティターンズブルーはマスキングで少しハゲる印象があるので最後に塗る事に、まずはガンダムニューホワイトで塗装しました。
ここで一旦マスキングを剥がして確認。隠蔽力も十分で良い感じかと。厚塗り感は私の技量が原因だと思います(笑)。
ギャプラン・ブースターのウィングの先端にワンポイントでガンダムイエローを入れてみました。
そしてこちらはプラ工作で制作したブースター部分のパイプをガンダムマーカーのレッドで塗装した画像です。ワンポイントになるように赤を選んだのですが早く組んで状態を確認したいところです。
ここからはギャプラン・ブースターのブースター部分をガンダムマーカーエアブラシにてティターンズブルーに塗装です。
そしてマスキングテープを剥がした直後が下の画像です。マスキングを剥がす時はドキドキしてしまいますが境目はきれいに塗り分けられていて一安心です。
取り合えず一回組んでみたくなってしまったので確認してます。プラの丸棒で追加したディテールが今一目立ってないのがちょっと残念ですがその分派手な赤を選んでおいて良かったなと言い聞かせております。
これでギャプラン・ブースターの塗装は取り合えずほぼ一段落です。後は組んで行きたいと思います。
こんな感じです、よく出来た方かと(笑)。
ギャプラン・ブースター(墨入れ)
ここで墨入れへ。今回はタミヤさんの”墨入れ塗料(グレイ、ブラック、ブラウン)”を使いました。使い分けは好みで良いと思いますが、ギャプラン・ブースターでは下地がホワイト→グレイ、下地が黄色→ブラウン、下地がグレイ/ティターンズブルー→ブラックで墨入れしてます。
ギャプラン・ブースタ(カラーチップ&デカール貼り)
墨入れも終わったのでカラーチップによるディテールアップへ。
カラーチップの作り方はこちらからどうぞ。
ギャプラン・ブースターにはガンダムマーカーのレッド、イエロー、蛍光グリーン、アイグリーンを使用してます。この後に水転写デカールの貼り付けもあるのでチップは多くなり過ぎないようにしてみました。
ここからはハイキューパーツさんの”コーションデカール(ホワイト)”を下地がグレイとティターンズブルーのところに貼り付けました。1/144スケールながらギャプラン・ブースターかなり大きいのでどのように貼るべきかは手探りでしたが一先ず良しとします。
更に、水転写デカール(グレイ)を下地が白のところに貼り付けてディテールアップ。面積がかなり広いのでかなり貼った気がします。後はトップコートを吹くのみですが梅雨の性で中々晴れないですね。
何とか梅雨の切れ目を見つけてトップコートを済ませて試作機カラーのギャプラン・ブースターの完成です。ちょっと白化してしまった場所もありましたが、あまり目立たないところなので見なかった事にしたいと思います(笑)。
完成品のご紹介
制作したHGUC ガンダムTR-1[ヘイズル·ラー](第二形態)とガンダムTR-6[ウーンドウォート·ラー]の作例紹介及びバリエーションレビューもしておりますのでご興味のある方はこちらの記事もご覧下さい。
まとめ
以上が2006年2月発売の電撃ホビーマガジンの付録であった1/144 スケール FG フルドドの制作記録4回目、ギャプラン・ブースター制作のご紹介でした。
ギャプラン・ブースターはヘイズル・ラー(第二形態)やフルドドに接続して各種形態を再現するのも良いですし、もちろんギャプランとして作り込むのもまた魅力的で楽しめそうですね。
プレミアムバンダイさんからHG版のプリムローズとフルドドが限定販売されておりますのでHGUCギャプランも合わせて遊んでみるのも良い機会なのではないのかなと思いました。
塗装についてはガンダムマーカーエアブラシでありながら初のほぼ全塗装であったため上手く行かなかった点も多かったですがやはりお手軽に塗装を楽しめるのはガンダムマーカーエアブラシの良いところだと思います。
ギャプラン・ブースターが仕上がれば後はフライルーのフルドドIIだけかなぁと思いつつシールド・ブースターやギャプラン・ブースターのティターンズカラーver.も制作したいなと際限の無さに頭を抱える事もありますがバリエーションを楽しむためコツコツやって行きたいと思っています。
FG版のフルドドは元々雑誌付録で2006年2月の発売でした。販売形態から察するに流通量もそうは多くはなかったと思いますが2019年5月現在でも中古市場で出回っているようなので気になった方は以下でチェックしてみて下さい。また、プレミアムバンダイさんでHG版のフルドドも予約中です!下のバナーからもチェック出来ます、お見逃しくなく!!なお、HGUC ギャプランは一般販売なので下位でチェックしてみて下さい。