はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回はプレミアムバンダイさんからオンライン限定予約販売された”HG フルドド用拡張セット”をメインとした『Advance of Z』に登場するフルドドIIの作例紹介とレビューをさせていただきたいと思います。このキットは組み合わせでウーンドウォート・ラーやラー(第二形態)など魅力的なパーツを付属させている非常に嬉しい商品なのですが、基本的に別売りの商品と組み合わせて真価を発揮するものなので少しご注意いただければと思います(因みに作例中のクロウ・ユニットとスラスター・ユニットはHGUC ギャプランTR-5[フライルー]のキットを使っています)。
必要なキット
フルドドIIを再現するにはプレミアムバンダイさんから限定販売されている”HG フルドドII用拡張セット”と”HG ガンダムTR-6[ヘイズルII]”が必要になります。私はいずれも多めに購入していたのでかき集められたのですが、せっかく届いたのに??となった方もいたのではないかと思うのでこれから購入を考えている方は参考にしていただければと思います(因みに塗装しない場合はブースター・ポッドはハイゼンスレイ型のティターンズブルーになります)。
フルドドII
本体
かなり前置きが長くなってしまいましたが、ここからフルドドIIのレビューと作例紹介へ・・・まずは正面からです。
右側から・・・肉眼で見ると良い感じなのですがファインダー越しだと少し納得いかない感じもします・・・
今回もスジ彫り、プラバンやカラーチップ、ガンダムマーカーエアブラシシステムによる塗装、墨入れ、水転写デカールの貼付けつや消しトップコートで仕上げています。
ガンダムマーカーエアブラシシステムの塗装は少し細かくレビューしていますのでよろしかったらこちらの記事もご覧下さい。
そしてフルドドIIのバックショットです。今回は黄色多めで塗装してみましたがスラスターに集中させたので正面と後方からの印象がかなり違っていて面白い結果になってくれた気がします。
ユニットのバリエーション
ここではフルドドIIのスラスター・ユニットとクロウ・ユニットの組み合わせについて撮影しておきました。とは言え対称性を無視すればたったの3通りで、まずはイラストで良く見るスラスター×1、クロウ×1の組み合わせです。※画像のパーツはHGUC ギャプランTR-5[フライルー]から流用したもので軸径が異なるのでウェーブさんの”黒い瞬間接着剤”で太らせて調整しています。
2つ目はスラスター・ユニット×2として機動性と航続性を重視した組み合わせです。※これを再現するにはフルドドII用拡張セットが2つ必要です。また画像のパーツはHGUC ギャプランTR-5[フライルー]×2キットから流用したものです。
そして3つ目がクロウ・ユニット×2の火力と機能性重視の組み合わせです。個人的にはこれが一番好きです。※これを再現するにはフルドドII用拡張セットが2つ必要です。また画像のパーツはHGUC ギャプランTR-5[フライルー]×2キットから流用したものです。
下の画像ではクロウ・ユニットを展開させてクロウ・ビーム・キャノンを露出させている状態です。
後方からの1枚です。制作的にはクロウ内部もガンダムマーカーエアブラシシステムで塗装しています。展開した時にメカニカルな印象が出せるので手間は掛かりますがお勧めです。
前に戻って・・・クロウ・ユニットはビーム・ライフルのみならずロング・ブレード・ライフルを連結するためのラッチとしての機能もあり更なる拡張性の付与が可能になっている事も特徴の一つです。しかし、格好良いですね。
ビーム刃展開状態
ここからはフルドドIIのクロウ・ユニットからビーム刃を展開させた状態へ。
ビーム刃の赤がとても映えていて存在感があります(因みにこちらもガンダムマーカーエアブラシシステムで塗装しています)。ビーム刃自体はフルドド用拡張セットには付属しないので他のキットから流用する必要があり、私はHGUC ガンダムTR-1[ヘイズル改]から流用しました。
ガンダムマーカーエアブラシシステムを使ったビーム刃の塗装例も記事にしておりますのでご興味のある方はこちらもご覧下さい。
クロウ・ユニット×2としてビーム刃も2本展開した状態へ。
こちらは少し上方から見下ろしたアングルにて・・・攻撃箇所とコクピットが近いので少し恐い気もしますが緊急時的な運用なのでしょうか。
反対側へ・・・難しい事はわからないのですが格好良いので良しとさせていただきます(笑)。
コンポジット・シールド・ブースター装備状態
ここからはフルドドIIのコンポジット・シールド・ブースター装備状態へ・・・まずは懸架状態からです。
ウーンドウォートのMA形態ではコンポジット・シールド・ブースターの懸架は不安程でしたがフルドド用拡張パーツにはサポートパーツが付属するので改善されていました。
このコンポジット・シールド・ブースターも他キットのHGUC ガンダムTR-6[ウーンドウォート]から流用しています。カラーリングにこだわらなければヘイズルIIのキットももちろん使えます。
ウーンドウォートのレビューも書いておりますのでお時間の許す方はこちらもご覧下さい。
格好良くて素晴らしいキットなのですが、他キットも必要で単体では成立しないので少し癖のあるキットではありますね(笑)。
コンポジット・シールド・ブースターを射出した状態へ。本来は有線操作の設定です。
ロング・ブレードを切り離してビーム・ライフル状態へ。コンポジット・シールド・ブースターのディスプレイはコトブキヤさんの”ミニフライングベース”を使わせてもらっています。
ミニフライングベースのレビューはこちらをどうぞ。
更にコンポジット・シールド・ブースターのクロウ展開状態へ・・・
反対側へ・・・フルドドとの対比をするとフルドドとプリムローズは別物であったのに対し、フルドドIIはそもそもがプリムローズIIとの合体形態なので混乱させられます。
フルドドのバリエーションレビューもしていますのでご興味のある方はこちらのレビューもどうぞ。
ロング・ブレード・ライフル装備状態
ここからはフルドドIIのクロウ・ユニットにフルドドのロング・ブレード・ライフルを取付けた武装へ。因みにロング・ブレード・ライフルはFG Gパーツ[フルドド]からの流用です。
反対側から・・・フルドドのロング・ブレード・ライフルも凄く好きなので是非とも再現したい武装でした。
クロウ・ユニットとロング・ブレード・ライフルの連結部とバックショットです。
そして前に戻って1枚。
更に左右にフルドドIIユニットをクロウ・ユニットに揃えてロング・ブレード・ライフルをもう一本追加した武装状態へ。
反対側から・・・クロウ・ユニットはかなりフレキシブルに動いてくれるので取付け角度の自由度は高いです。
不安定だと予想していましたが意外に頑張ってくれました。”アクションベース3”との相性も良いです。
アクションベース3のレビューも書いていますのでよかったらこちらの記事もどうぞ。
横からのアングルの方が好きですが上から見下ろす感じでの1枚です。
ロング・ブレード・ライフルのメインバレルの先端へ。遠近感からその長さがお伝え出来ているのではないでしょうか(笑)。
そしてロング・ブレード・ライフル×2装備状態のラストです。個人的にはかなり楽しめました。2020年10月現在では”HGUC Gパーツ[フルドド]”が代用出来ますのでご興味のある方はチェックしてみて下さい。
強化型ウィンチ・キャノン装備状態
フルドドIIの初期装備としていつも携行しているイメージの強化型ウィンチ・キャノンですが差し替えで展開状態も再現可能です。まずは格納状態で取付け角度を変えたポージングからです。
強化型ウィンチ・キャノンをグリップしているマルチ・アーム・ユニットの可動域も広いので色々な表情を作る事が可能です。また、フルドドの試作型ウィンチ・キャノンと比較してバレル部分が圧倒的に大きいので迫力がありますね。ハイゼンスレイIIにも流用されるので納得なのですがしかし大きいです(笑)。
上方から見下ろすアングルにての1枚です。
そして正面から見上げる角度でも撮ってみました。前方の面積が小さいので被弾率を低減出来そうな形態です。
更にマルチ・アーム・ユニットの角度を戻し、強化型ウィンチ・キャノンの砲口を前方に向けた状態へ。
左側から・・・強化型ウィンチ・キャノンの下部のディテールが目に触れるようになって個人的にはありがたい状態です(笑)。
後方からのフルドドII・・・メインバレルが長いので遠近感を使った構図が相性が良いですかね。何処かイージスガンダムのMA形態を彷彿とさせられました。
再び前に戻っての画像です。
ここからは強化型ウィンチ・キャノンの開放型です。
差し替え式なので塗膜やディテールを破壊しないように慎重に作業しましたが大きなトラブルもなく助かりました。FGのフルドドの撮影時はかなり苦戦したのでこの辺りがHGとの違いなのでしょうかね(笑)。
珍しく昼間に撮影しているので明る過ぎの画像になってしまいました(汗)。
そしてフルドドIIラストの画像です。
制作記録
こちらでは関連する制作記録をご紹介させていただきます。フルドドIIのものはあまりないのですが、フルドド制作時のFGのロング・ブレード・ライフルとHGUC ギャプランTR-5[フライルー]から流用したクロウ・ユニットとスラスター・ユニットの制作記録ですのでご興味のおありの方はご拝読いただければと思います。
お勧め関連書籍
こちらでは関連書籍として電撃ホビーマガジンの付録であった『Advance of Z』のムックをご紹介させていただきます。人気のVol.6はプレミアム化が激しく正直なかなかお勧め出来ないのですが恐いものみたさでチェックし覗いていただければと思います(笑)。因みに私は13,000円位で購入しております(汗)。
中古品販売情報
こちらでは中古品の販売情報をご紹介させていただきますので価格にご興味のある方はチェックしてみて下さい。
プラモデル1/144 HG RX-124/ARZ-124 フルドドII 拡張セット 「ADVANCE OF Z ~ティターンズの旗のもとに~」 プレミアムバンダイ限定 [5058767]
プラモデル1/144 HG RX-124 ガンダムTR-6 ヘイズルII 「ADVANCE OF Z ~ティターンズの旗のもとに~」 プレミアムバンダイ限定 [5055857]
まとめ
以上がプレミアムバンダイさんから限定販売されたHG フルドド拡張セットをメインとしたフルドドIIの作例紹介とレビューでした。
冒頭でも欠かせていただきましたが商品説明を良く確認しない私にとっては、このパーツは何処??なんで白くないの??となった体験がありましたのでこれから購入したいと思っている方には参考にしていただけると幸いです。
一方、本の中のイラストでしか目にした事がなかった自分にとってはずっと憧れていたキットを自分の手で制作出来る!凄い時代が来たものだなとドキドキしてしまったのも覚えています。
単体(フルドドIIとして)でも非常に格好良いので十分お勧め出来ると思いますが、別売りの”HG ガンダムTR-6[ウーンドウォート]”と組み合わせてウーンドウォート・ラーやウーンドウォート・ラー(第二形態)等の幅広い拡張性を再現出来るので検討している方には間違いなくお勧めしたい商品だと思います。追ってウーンドウォートとのバリエーションレビューもご紹介させていただく予定でおりますが今回のレビューはここまでとさせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました!