- はじめに
- プリムローズ
- 付属武装
- ブースター・ポッド装備形態系統
- コア形態
- ミサイル・ポッド×2装備形態
- ミサイル・ポッド+試作型ウィンチ・キャノン装備形態(第1種兵装)
- 試作型ウィンチ・キャノン×2装備形態
- シールド・ブースター装備形態
- シールド・ブースター+ミサイル・ポッド×2装備形態
- シールド・ブースター+ミサイル・ポッド+試作型ウィンチ・キャノン装備形態
- シールド・ブースター+試作型ウィンチ・キャノン×2装備形態
- 強化型シールド・ブースター装備形態
- 強化型シールド・ブースター+ミサイル・ポッド×2装備形態
- 強化型シールド・ブースター+ミサイル・ポッド+試作型ウィンチ・キャノン装備形態
- 強化型シールド・ブースター+試作型ウィンチ・キャノン×2装備形態
- フルドド装備形態
- フルドド+ギャプラン・ブースター装備形態
- 制作記録
- まとめ
はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回は2007年1月号の電撃HOBBY MAGAZINEの付録であった緊急脱出用ポッドのプリムローズの作例をご紹介させていただきたいと思います。2019年現在でガンダムは生誕40周年を迎え、ガンプラも魅力的な商品がラインナップされて行く中、ついにプレミアムバンダイにおいて待望のプリムローズのHG化が実現されましたね。
プレミアム化されたFGキットを複数購入していた者としては若干のショックもありましたが、おかげで造る踏ん切りが付いた感じもしています(笑)。プリムローズの見所でもあるバリエーションも追求して行きたいと思っておりますので、制作しながらのご紹介で時間が掛かるとは思いますが暖かい目でご覧いただけると幸いです。しかし、ザッとバリエーションを整理して見てみると凄いですね・・・若干、嫌になって来ておりますが頑張ります。制作記録も巻末に用意させていただきましたので興味を持っていただけた方はご利用下さい。
プリムローズ
まずはプリムローズ本体からです。ずっと納戸で温めていたものなのでとにかく完成して感無量です。
プリムローズの右側からの画像です・・・と言いつつ1枚目とあまり変化ないですが(汗)。
そして左側からのプリムローズ。姿形もかわいらしいですが鳥の雛を彷彿とさせる黄色の差し色のカラーリングも良く効いていて良いですね。
そしてプリムローズの後方から。後ろ姿はプラモデルっぽさがモロに出てしまっていますが、この部分は頻繁に換装させたたりする事とあまり目に付くところではないので特に手をかけませんでした。
少し上方から見下ろすアングルで。プラ板やプラ棒でディテールを追加しているのであまりオリジナルの設定は意識しないで造っています。
旋回して行くイメージで。
FG版のプリムローズの底面は肉抜きが結構目立つたのでプラ板で穴埋めをしています(詳細は制作記録をご覧下さい)。
キットそのものは白一色だったので今回はガンダムマーカーエアブラシで塗装しています。素人の私にとってはかなり強力なツールだったので是非お勧めしたいです。
ガンダムマーカーエアブラシのレビューはこちらからどうぞ。
プリムローズの位置付けとしてはヘイズル用に開発された緊急脱出ポッドであり、ジオン残党軍との戦闘でT3部隊(Titans Test Team)のヘイズルが大破した事を受けてパイロットの生還確率を高めるためにコンペイトウ技術本部が研究/開発した機体とされています。因みにこれが変形してヘイズル・アウスラの胸部になる設定です。
RX-78-2に採用されていたコア・ブロック(コア・ファイター)と似ていますが、分離と合体の機構はプリムローズでは省略されているのが大きな運用の差です。プリムローズには脱出機能しか付与されていない事になっています。
しかしながらその拡張性が凄いですよね。そこが魅力でもあるので突き詰めて行きたいと思っていますが・・・続いてプリムローズの両翼にバインダーを取り付けた状態へ。
パッと見はただの装甲やウィングかと思えましたが、実は機能拡張用のジョイント機能に加えて姿勢制御用のスラスターの機能も有しているとの事で中々の優れ物です(見えにくいですがバインダーの黄色で塗装してあるところがスラスター)。
上記の通り、ヘイズルから一度分離されると自力での合体は出来ないのですが簡易的な自立航行は可能であったため、一般的なインジェクション・ポッドと比較してパイロットの生還率は飛躍的に向上したようです。
オプション・バインダーの取り付けは機能性向上に加えて見た目にも精密感がアップして格好良いと感じました。因みに今回はバンダイさんの”アクションベース2”でディスプレイしています。
付属武装
ここでFG版のプリムローズの付属武装を紹介して行きます。まずは連装式ミサイル・ポッドから。ミサイル・ポッドは1つしか付属しないので左右対称形態を再現するには2キット用意するか複製する必要があるのでご注意下さい。
私はプレミアム化されたFG版のプリムローズを毎月1個ずつの勢いで買ってしまっていたので別のキットからパーツ取りしています。とは言え試作型ウィンチ・キャノンも2つ揃えたいところなので2キットは頑張って購入した方が良いかもです(学生さんとかにはあまり優しくない仕様ですね)。
わざわざ載せる程の画像ではないのですがFG版のプリムローズは白一色で今回は全てガンダムマーカーエアブラシで塗装しております。ジョイント部分は擦れて塗装が剥がれて汚くなってしまうので成形色のままにしてます。
そしてプリムローズのもう一つの付属武装が下の画像の試作型ウィンチ・キャノンです。因みに右上の薄いパーツがオプション・バインダーと言う名称でウィンチ・キャノンとプリムローズの連結に使われるジョイントです。
下の画像は試作型ウィンチ・キャノンの射撃時の開放状態です。こちらは可動ギミックではなく差し替えになってます。
試作型ウィンチ・キャノンはミサイル・ポッド同様に1個ずつしか付属しないので左右対称にしたい場合はもう1キット用意するか複製する必要があります。
バック・スクリーンとアクリル・キューブがあるだけでそれっぽく見えませんか(笑)。
ブースター・ポッド装備形態系統
コア形態
ここからはプリムローズにガンダム TR-1[ヘイズル改]のバック・パックであるブースター・ポッドをジョイントさせた形態へ。このブースター・ポッドを主軸とした拡張がメインとなります。
ブースター・ポッドを増設したプリムローズの右側から。
そして左側。ブースター・ポッドを装備する事で緊急脱出ポッドから宇宙用戦闘機への印象がかなり強くなりますね。ビーム・サーベルの柄があるのが不思議な感じがしませんか(笑)。
プリムローズにブースター・ポッドを装備させた状態の後方からの1枚。冷静を装っておりますがガンプラを数年前に再開させA.O.Zにハマってからの今日なのでかなりテンション上がっています(笑)。
後方からの画像もとても絵になる素晴らしいデザインですね。これは人気があるのも頷けます。
ここからはプリムローズの第1種兵装の武装を装備させて行きます。まずはブースター・ポッドのみで機動力のみをアップさせた非武装状態。
ミサイル・ポッド×2装備形態
続いて連装式ミサイル・ポッド×2を装備させてみました。因みに、ミサイル・ポッドはFG版プリムローズに1つしか付属しないので下の画像のように左右対象にしたい場合は2キット必要です。
右側から。連装式ミサイル・ポッドはオプション・バインダーを介してプリムローズに搭載/管制されるのが確認出来ます。因みにジョイント部分は塗装ハゲを避けるため整形色のままにしています。
左側から。ミサイル・ポッドは長さ的に8か10連装式ですかね。
後方から。こうやって見るとミサイル・ポッドの背面は味気ない感じが・・・次回があればなんかやりたいと思います。
ブースター・ポッドの機動性を生かして急速旋回している感じで。アクションベース2も良く動いいてくれて使い勝手が良いです。
私にとっては初めてプリムローズの立体物を目の前にしているので嬉しい限りです。
連装式ミサイル・ポッド×2装備状態最後の画像、至福の時です。
ミサイル・ポッド+試作型ウィンチ・キャノン装備形態(第1種兵装)
ここでプリムローズの右翼のオプション・バインダーの武装を連装式ミサイル・ポッドから試作型ウィンチ・キャノンへ換装。
プリムローズにはパーツ換装による様々な形態が用意されていますが下の画像が最も一般的な形態でプリムローズの第1種兵装と呼ばれています。
右側から。宇宙用戦闘機に相当する機動性を持ちながら左右非対称というデザインも魅力的です。
左側から。試作型ウィンチ・キャノン先端は支点となるオプション・バインダーとの連結部分とかなり距離があるのでジョイント部分には結構負荷がかかりそうな印象です。
後方から。試作型ウィンチ・キャノンにもスラスターが確認出来ますが有線(ワイヤー)で射出してフリーハンドで射撃出来る設定です。
少し角度を変えて見下ろすアングルで。くどい位にディテールを入れるのがマイブームなのですが個人的には満足の行く仕上がりに(笑)。
試作型ウィンチ・キャノンを開放して射撃モードへ。砲身内部もディテールが作り込まれていてFGながら満足の行く造りです。
試作型ウィンチ・キャノン×2装備形態
ここで、更に連装式ミサイル・ポッドから試作型ウィンチ・キャノンに換装して試作型ウィンチ・キャノン×2形態へ。この形態を再現する場合もプリムローズが2キット必要になります。
こちらが右側からの全体像。
そして左側から。ブースター・ポッド以外は左右対称なのですがお付き合い下さい(汗)。
そして後ろ姿。A.O.Zのティターンズの機体は試作機カラーと実戦配備カラーのティターンズブルーに大別されますが甲乙付け難いですよね。
双方の試作型ウィンチ・キャノンを開いて一斉射撃モードへ。このアングルも迫力あります。
ちょっと退いてダブル・ウィンチ・キャノンの開放状態の全体像へ。いざ組んでみると想像していた物よりかなり大きな印象です。
そして真正面からも1枚。この時点で何となくインレの上半身(ファイバーII)に近い物を感じてしまうのは私だけでしょうか(笑)。
プリムローズ上方から全体を見下ろすイメージで。繊細で美しいデザインですね。
プリムローズのブースター・ポッド+ミサイル・ポッド+試作型ウィンチ・キャノン装備形態最後の1枚です。
シールド・ブースター装備形態
ここからはブースター・ポッドにシールド・ブースターを装着させた形態へ。既にブースター・ポッドを使用していますがシールド・ブースターはヘイズル改等から流用しています。
右側から。ブースターの増加によって機動性が向上させられる上、シールドを増設している事にもなるので防御性能もアップしています。
左側から、この形態も魅力的ですね。
そして後方から。随所に見られる黄色が映えていて良いです。撮影中にディテールが取れたりと対応に追われていますが頑張ります。
シールド・ブースター+ミサイル・ポッド×2装備形態
ここからはブースター・ポッドとシールド・ブースターを装備したプリムローズに連装式ミサイル・ポッド×2を装備させて。
右側から。火力は低いですが機動力と防御力に優れたバランスの取れた形態であると考えられます。
左側から。シールド・ブースターは大型なので上方からの攻撃は凌げそうな感じです。
そして後方から。
シールド・ブースター+ミサイル・ポッド+試作型ウィンチ・キャノン装備形態
ここからはプリムローズ第1種兵装にシールド・ブースターを追加装備させた第1種兵装の機動力/防御力アップ型とも呼べる形態へ。
右側から。シールド・ブースターの追加によってプリムローズの第1種兵装よりティターンズブルーの面積が増えたのでグッと引き締まった印象を受けます。
左側から、試作型ウィンチ・キャノンの砲身を開放状態にしての1枚。第1種兵装とあまり変わらないですかね・・・。
そして後方からの画像です。右側のアームの展開形状が結構ツボです。
シールド・ブースター+試作型ウィンチ・キャノン×2装備形態
お次はシールド・ブースターを増設したプリムローズの第1種兵装のミサイル・ポッドを試作型ウィンチ・キャノンに換装した火力アップ形態へ。
右側から。この辺からはMA(モビルアーマー)扱いでも良いのですかね。画像だとお伝え出来ていないかも知れませんがかなり大きいです。
左側から、双方の試作型ウィンチ・キャノンを開放状態にして射撃体勢へ。シールド・ブースターとの組み合わせも格好良く個人的にはかなり楽しめました。
強化型シールド・ブースター装備形態
ここからはプリムローズのブースター・ポッド装備形態にアドバンスト・ヘイズルに強化型シールド・ブースターを装備した状態をご紹介して行きます。
右側から。シールド・ブースターから強化型シールド・ブースターへの変更によって白い面積がかなり増えたので見た目の印象も大きく変わりました。
左側からの1枚。強化型シールド・ブースター表面には10基の拡散ビーム砲が搭載されているため斉射により実体弾等を着弾前に迎撃出来るようになったため防御性が向上しています。
一方で拡散ビーム砲を内蔵するためにシールド・ブースター内の燃料タンクのスペースが犠牲になっているため航続性は低下している設定です。
更に両翼にオプション・バインダーを取り付けた状態。ちょっと暗くなっちゃいましたが格好良いです。多分、真上から照明を当ててるんで陰っちゃうんでしょうね・・・(ルームライトなんですが)。
別アングルからもう1枚。
強化型シールド・ブースター+ミサイル・ポッド×2装備形態
続いてはオプション・バインダーにミサイル・ポッド×2を装備させて。この角度だと強化型シールド・ブースターが良く見えますね。
右側から。何をやらせても格好良いプリムローズ。優秀ですね!
左側から、こちらは比較的明るく撮れた気がしています。
そして後方から。拡張性が高いのは非常に嬉しいのですが、換装する際には塗装やディテールを傷つけないようにかなり気を使いヒヤヒヤしながら進行しているのでメンタル面が削られております。
強化型シールド・ブースター+ミサイル・ポッド+試作型ウィンチ・キャノン装備形態
ここからは左側のミサイル・ポッドを強化型ウィンチ・キャノンに換装した形態で、プリムローズの第1種兵装に強化型シールド・ブースターを装備させた形態です。
右側から。ミサイル・ポッド×2装備形態と比較して火力や攻撃範囲が拡大し、プリムローズの第1種兵装と比較しては出力と防御性能の向上が期待出来ますね。
左側から。各ユニットの連結部が細くなっているのが繊細で美しいです。
最後は後ろ姿。
強化型シールド・ブースター+試作型ウィンチ・キャノン×2装備形態
そして右側のミサイル・ポッドを試作型ウィンチ・キャノンに換装して火力アップです。因みに手前の砲身のみ開放状態にしてます。
少しだけ角度を変えて。試作型ウィンチ・キャノンの内部も先ほどよりは良く見えるかと。
反対側から(ほぼ左右対称ですが)。
正面からの1枚。これを見ているとティターンズカラー版も何て思いますが気が遠くなります・・・。
そしてラストショットです!
フルドド装備形態
ここからはプリムローズのブースター・ポッドに更にGパーツ[フルドド]を装備させた形態へ。
フルドドの右翼のクロウ・ウィング・ユニットにロング・ブレード・ライフルを装備させた状態へ。
フルドドのバリエーションレビューはこちらからどうぞ。
フルドド+ギャプラン・ブースター装備形態
最後はプリムローズのブースター・ポッドにフルドド、更にギャプラン・ブースターを装備させた形態へ。
制作記録
まとめ
以上が2007年1月発売の電撃HOBBY MAGAZINEの付録より1/144 FG 緊急脱出ポッド プリムローズをベースキットとしたプリムローズのバリエーションのレビュー1回目でした。
個人的にも思い入れの深い機体で、今でこそA.O.Zにスポットライトが当てられて限定販売ながらプレミアムバンダイさんからHGのプリムローズが発売されるようになった事はとても衝撃的なイベントでした。また、ネットニュースではハイゼンスレイIIの商品化プロジェクトも発表されているので今後の展開も見逃せないですね。
今回、プリムローズの作例を紹介させていただくのにあたり、そのバリエーションを一度書き出してみたのですが恐ろしい事になってしまったので急遽、分割してお届けする事にさせていただいてます。単機では自立航行程度の推力しか付与されていない設定ですが、オプション・バインダーを介してのフロントサイドへのミサイル・ポッドや試作型ウィンチ・キャノン等の火器の搭載に始まり、後部にはブースター・ポッド、マルチ・コネクター・ポッド、トライ・ブースターを連結可能で機動性の点で大きな恩恵をもたらし運用コンセプトまでガラリと変えてしまうようなポテンシャルに惹かれてしまいます。今回はプリムローズの拡張系統のメインとなるブースター・ポッドをレビューさせていただきましたが、以降のレビューではマルチ・コネクター・ポッド系統及びトライ・ブースター系統も順次ご紹介して行きたいなと思っています。
これから1/144プリムローズを作ってみたいと言う方は2019年7月19日現在ではプレミアムバンダイさんにてHG版が予約可能なのでチェックしてみて下さい。送料はかかってしまいますが定価で購入可能です。