はじめに
こんばんは、pyontaです。
現在、HGUC ガブスレイを制作しているところですが、プラ材を使ったプロペラントタンクの自作を思い立ったので制作記録としてご紹介させていただきます。使用した材料や道具も掲載していますので参考にしていただけると幸いです。
※制作には鋭利な刃物や誤った使い方をすると怪我や健康に被害が出る可能性がありますので安全に十分ご配慮いただき、自己責任での実施をお願いします。
因みにHGUC ガブスレイの作例紹介とレビューはこちらからどうぞ。

プラ材の切り出し
まずはプロペラントタンクの原型となるプラ材の切り出しからです。今回も良く使わせてもらっているウェーブさんの”プラ=パイプ 肉薄 外径6.0mm”を使わせてもらい、デザインナイフで下の画像のように3本切り出しました。

私のレベルの低さもありますが切り口は下の矢印部分のようにケバ立っているのでヤスリ掛けして整えます。

下の画像が切断面を整えて情報量を増やすためにC面も入れてみたところです。ヤスリはウェーブさんの”ヤスリスティック”を使用しました。

上下ともに同じ作業を実施しました。

続いて一回り太いプラパイプを3本切り出しました。因みにこちらもウェーブさんの”プラ=パイプ 肉薄 7.0mm”を使いました。

プラ=パイプ 肉薄 外径 6.0mm同様に断面を整えました。

外径の異なるプラ=パイプは重ねて以下のように使う予定です。

ここからは外側のプラ=パイプを切り分けてディテールアップして行きました。まずはドラパスさんの”両針 コンパス”で軽く切り込み入れました。

一回り径の小さいプラ棒等を中に入れてコロコロと転がしながらデザインナイフでゆっくりと刃を入れ・・・

下の画像の最下部のように切り出しました。因みに下の画像の上2本は組み合わせた状態のイメージです。

更に太い方のプラ=パイプを切り出して半分にデザインナイフで半分にカットしました。

更に細かく切り分けて棒状にし・・・

後ほどこのようなイメージで使用したいと思います。

ここでウェーブさんの”プラ=パイプ 肉薄 外径 8.0mm”を6個切り出しました。

下の画像のようなイメージで使いたいと思います。

因みに作業を中断する時は100円ショップでも購入出来るチャック付きパックに入れておくと紛失せずに済みます

ここからはプロペラントタンクの上下の部分(上底と下底)を造るため、ウェーブさんの”プラ=パイプ 肉薄 5.0mm”を下の画像のように6つ切り出しました。

ここからはパイプから丸棒に変更して”プラ=丸棒 4.0mm”を用意してデザインナイフで6つ切り出しました。

ここでモビルスーツ本体とのジョイントとする予定のタミヤさんの”プラ材 2mm丸棒”を3つ切り出しました。

プラ材の穴開け
先ほど切り出したプラ=丸棒4.0mmを3つ用意しピンバイスで1mmの穴を開けました。

続いてドリルの刃を1.5に変更して穴を広げました。

最後に2mmのドリルで穴を広げて穴開けは完了です。このような流れで小さい穴から徐々に径を上げて行くことできれいで効率的な作業が進めやすくなります。

ここでプラ=丸棒4.0mmに別に切り出しておいたプラ=パイプ5.0mmをタミヤさんの”タミヤセメント(流し込みタイプ)”で接着しました。

接着面をウェーブさんの”ヤスリスティック”等で整えて2mmの丸棒を刺してプロペラントタンクの上底(右3つ)と下底(左3つ)の完成です。

組み立て
ここからは準備したパイプや丸棒を組み立てて行きます。まずは一番下のようにパーツを並べて上2つのように接着しました。この際は作業スピード重視でタミヤさんの”タミヤセメント(流し込みタイプ)”を使いました。

続いて下のようにパーツを並べて上2つのように接着しました。尚、ここからは接着位置を微調整したかったので接着スピードが少し遅いタミヤさんの”リモネンセメント(流し込みタイプ)”に変更しています。

先に切り出しておいたプラ棒状のものを下の画像の矢印部分に接着してディテールアップしてみました。

一番下のようにパーツを並べて上2本のように接着しました。この辺りからは色々とアイデアの沸く方もいらっしゃると思うので当初のデザインを踏襲する必要はないと思います。

矢印部分に情報量が足らない気がしたので急遽、棒状のプラ材を切り出して接着してみました。

そして外径8.0mmのプラ=パイプを一番下のように用意して接着したところが上2本です。

ディテールアップ
ここからは組み立てたプロペラントタンクを見ながら適当にディテールアップをして行っています。まずは外径6.0mmのプラ=パイプをデザインナイフで切り出しました。

二等分になるようにナイフを入れて・・・

下の画像の矢印部分のように側面を僅かに切り落として円周が少し短い状態にしました。

少しずらした状態で接着して凹凸による情報量を稼いでみたつもりです。

更にプラ棒をプロペラントタンクに接着してディテールアップして3本並べた状態が下の画像です。

マスキング&塗装
ここからはクレオスさんの”ガンダムマーカーエアブラシシステム”を使って塗装していきますが色の境目にする予定の矢印部分にスジ彫りをしました。

そしてマスキングの準備をしていきます。マスキングテープはタミヤさんの”マスキングテープ”等を使います。下の画像のように展開前から外部に接していたライン(テープ側面)はゴミがついてたり劣化していたりと塗料が染み込んで仕上がりに影響するリスクがあるので使用しないようにしています。

代わりに下の画像のようにタミヤさんの”デザインナイフ”等で新たに切り出した面を使ってマスキングしていきます。

下の画像で緑矢印部分は白で塗装していきます。まずは境目とする部分(赤)にも切り出したマスキングテープを貼付けました。この際、タミヤさんの”精密ピンセット”があると作業がはかどります。

残りの部分をマスキングして塗装に移ります。

ここで自作のプロペラントタンクをクレオスさんの”ガンダムマーカー アドバンスセット”にホワイトでガンダムマーカーエアブラシシステムを使って塗装しました。
※2020年8月では単品ではEXニューホワイトも販売されています。

ガンダムマーカーエアブラシシステムのレビューは他の記事でも書いておりますのでよろしかったらこちらもご覧下さい。

下の画像で上のパーツはマスキングテープを剥がす前、下のパーツはマスキングテープを剥がした状態です。

続いてプロペラントタンク下部を塗装するためホワイトで塗装した部分をマスキングしました。
※ガンダムマーカーの塗膜はラッカー系塗料と比較して弱いのでマスキングテープを貼る前に手に何度か貼付けて接着力を下げておいています。

ここでガンダムマーカーエアブラシシステムを使ってザクダークグリーンで塗装してみました。因みにザクダークグリーンは”ガンダムマーカー ジオン6色セット”として販売されています。

一晩乾燥後マスキングテープを剥がして塗りわけの出来を確認です。ザクダークグリーンはたまたま使っていなかった余りもののガンダムマーカーを流用したものでしたがどうですかね・・・ここから良くなるように努力します(笑)。

カラーチップ貼付け
ここからは私の中で定番のカラーチップ貼付けによるディテールアップへ。今回は黄、赤、アイグリーンの三色を使っています。

カラーチップの作り方は別にレビューしておりますのでよろしかったらこちらもご覧下さい。

スミ入れ
続いてタミヤさんの”スミ入れ塗料”を使ってスミ入れしました。まずは下の画像の右端部分(ダークグリーン)にブラウンを入れてます。

続いては左端(ホワイト)部分にダークグレイを入れてみました。

そしてスミ入れの仕上げにタミヤさんの”エナメル塗料”を綿棒に含ませて余分なところを拭き取りました。

水転写デカール貼付け
更にハイキューパーツさんの”RBコーションデカール”のオレンジを貼って情報量を上げてみました。

水転写デカールの貼付け方もレビューさせていただいておりますのでよろしかったらこちらの記事もご覧下さい。

つや消しトップコート
そして最後にクレオスさんの”水性プレミアムトップコートつや消し”を拭いて、塗装やデカールを定着させ、プラ材のテカりを抑えて完成です。
※ガンダムマーカーの塗装の際は塗装が侵されないように油性は避けて下さい。

お勧めガンプラ
今回はガブスレイの制作に自作プロペラントタンクを用いたのでHGUC ガブスレイとEVOLUTION P. Zガンダムをご紹介させていただきました。
関連書籍
プラ材を用いたスクラッチや改造も紹介されているのでアスキー・メディアワークスさんの”ガンダム スクラッチ ビルド マニュアル2”もチェックしてみて下さい(かなり価格が高騰しているのでご参考までに)。
まとめ
以上がプラ材を使った自作プロペラントタンクの制作記録のご紹介でした。
プラパイプやプラ棒は使用用途がとても広く、扱い易いので武装の改造や補強、スパイク等の削りだし、モールド化等、持っていると非常に便利なのでお勧めです。種類も多く、たくさんのメーカーさんから販売されていますので独創性を生かして模型ライフを楽しんでいただければと思います。
大変便利で安価という事もあり、品薄になり易い面もありますので、見かけたらチェックして見て下さい。それでは最後までお読みいただきありがとうございました!






































































