はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回は電撃ホビーマガジン2007年1月号の付録である1/144 TR-1(ヘイズル2号機用)緊急脱出用ポッド[プリムローズ]の制作記録1回目をご紹介します。
私がガンプラに復帰したのは2016年位だったと記憶しておりますので、こちらも雑誌の付録ながらプレミアム化され、中古で4,000円位はしたのではないかと思います。
貴重な上、高価な事もあり、なかなか手を出せずにいましたが遂に封印を解くに至ってます(笑)。まだまだ半人前ですがこれから作ろうという方のお役に立てれば幸いです。
仮組(本体)
まずはプリムローズの仮組からです。ランナーは大が1枚、小が1枚で集中力のない私でも頑張れそうなボリューム。
適当にダボ処理をして仮組して行きます。下の画像は両翼を組立てたところです。形になるとテンション上がりますね。因みにダボ処理はこちらからどうぞ。
更に仮組して行って、ちょうどヘイズルの首周りですね。FG(付録グレード)の割には良く出来ているなと思いつつディテールアップもしたいところです。
そして下の画像がプリムローズ本体の仮組み完成写真になります。非常にかわいらしいと言うのが率直な感想ですが、これが色々と化けると思うとニヤニヤが止まりません(笑)。とりあえずここで気になる合わせ目を消してみてます、合わせ目消しはこちらをどうぞ。
プラ工作&部分塗装(本体)
待ちに待ったプリムローズであったたことに加え、ビールを飲みながらの制作であったため途中の画像が少ないです・・・申し訳ありません。そんな中ですが0.3mm厚のプラ板でスラスターにディテールを追加したのが下の画像です、精度はまだまだですが個人的には気に入っています(笑)。
下の画像の赤い矢印のバーは2mmのプラ丸棒で追加、その他にも0.3mm厚のプラ板でディテールアップし、ガンダムマーカーエアブラシで各部を塗装してみました。
模型制作の性ですかね、途中ではあるもののとりあえず組んでみました。コクピットもガンダムマーカーエアブラシで塗装。色はティターンズブルーです。他の記事でレビューしたいと思っていますがこの写真で良いなと感じていただけた方にはガンダムマーカーエアブラシかなりお勧めです。
まだまだ弄るところはありますが、プリムローズの大体のイメージは出来たかなというところ。本体については塗装部分の調整や墨入れ、デカール貼りとつや消しをして行く予定です。
スジ彫り(試作ビームキャノン)
プリムローズ本体は少し寝かせておいて、続いて試作型ビームキャノンへ。まずはBMCタガネを使って凹モールドを追加。ピンクの矢印が0.15mm、オレンジの矢印が0.8mm、赤の矢印が2.0mmのBMCタガネで彫っています。緑の矢印の部分はBMCダンモ0.5-0.8を使って0.8mmの段落ちモールドを入れてみました。スジ彫りの仕方はこちらからどうぞ。
更に赤矢印に砲身先にBMCダンモ0.5-0.8の0.5で段落ちモールドを追加してみました。墨入れと塗装前なのでまだ大して情報量アップの効果は認められないですが地味に効いて来るハズです(笑)。
部分塗装(試作ビームキャノン)
ここからはガンダムマーカーエアブラシを使った部分塗装を交えて制作記録をお伝えします。簡易型のエアブラシとは言え、エアブラシ使った塗装は初めてなので初心者でもこれくらい塗装出来ます的に思っていただければと思います。まずはマスキングから。
そしてガンダムマーカーエアブラシで塗装したのが下の画像です。今回は試作ビームキャノン内部をグレーで塗ってみました。後は乾燥待ちのため寝ますzzz。
そしてこちらが半日乾燥しマスキングテープをはがした状態です。少し汚れも見られますが素人なりに良く出来た方でしょう(笑)。
デザインナイフ等ではみ出た部分をけがいてきれいにし、塗り足らなかった個所はガンダムマーカーグレーのリタッチで埋めます。とりあえずはガンダムマーカーエアブラシはすごいと言うことをお伝えしておきたいです。
続いて試作ビームキャノンの反対側のパーツもマスキング。配色にはかなり悩んだもののグレーとティターンズブルーで行くことに決めました。失敗しても溶剤で落とせるようなので、まずはトライですね(本当は貴重なキットで試すべきではないですが)。今露出しているところをグレー、マスキングしているところをティターンズブルーに塗装して行くイメージです。グレーを適当に塗ってから、そこをマスキングという手もあるかと思いましたがどちらが良いのかは経験的に身に付けられれば良いかなと、とにかく早く塗装したいと言うのが正直なところです(笑)。
ここでガンダムマーカーエアブラシとガンダムマーカーグレーで塗装して寝てます。
そしてこちらが翌日にマスキングテープを剥がした画像です。初塗装なのでこんなものですかね。しかし、今まで下手な筆塗りだった者としては塗膜の平滑さには感動させられます。
内部もガンダムマーカーエアブラシでグレーに塗装。淵部分は整形色を残したいので後ほどデザインナイフでけがきます。
部分塗装(ミサイル・ポッド)
ミサイル・ポッドの背面はメカっぽくグレーで塗装する予定ですがプラープラ接続なので色移りを避けるためにジョイント部分は整形色を残してみてます。
ミサイル・ポッドのミサイル中心にグレーで塗装。もちろんマスキングしても良かったのですが後で拭き取れる事も確認したかったのでブシャッと塗ってます。同時に背面も塗装して乾燥させます。
乾燥後にマスキングテープを剥がしたのが下の画像です。これでプリムローズのウィングに付けても色移りや塗装ハゲは防げますね。
ミサイル・ポッドの表に戻って余分な塗装を溶剤と綿棒を使って拭き取りました(溶剤は有毒なので換気を十分に行って下さいね)。当然と言えば当然なのですが簡単に落とせました。また、ミサイルのところは黄色で塗装したいのでここも塗装を落としています。
そしてミサイルをガンダムマーカーのイエローで点付け(ちょんちょんと付ける)した画像です。発色が悪いようなら乾燥後に繰り返すと良いと思います。今日はここまででまた更新します。
緑の矢印のところに排気ダクトか放熱フィンをイメージしたディテールを0.3mm厚のプラ板で自作して貼付けてみました。
部分塗装(アーム部分)
次は試作ビーム・キャノンを保持させるアーム部分の部分塗装です。仮組みの段階でここは擦れるのがわかったので整形色を残して塗装のハゲや移りを回避する方向でマスキングしてみました。
こちらもガンダムマーカーエアブラシでグレーで塗装してみました。塗装あるあるなのかもしれませんが塗りきったつもりでも結構塗れてないところがあったりします。これで多くの人の心が折られたりする気もしますが、ガンダムマーカーエアブラシは5分あれば塗り直せるので初心者向きです。
乾燥後にマスキングテープを剥がしたのが下の画像です。きれいに塗り分けられていますが気になるところは溶剤と綿棒、若しくはデザインナイフで整えました。
更に別のアームのパーツです。これは肉抜きがかなり気になる感じだったので赤矢印に1mmの角棒を入れてフレームっぽいディテールを足してみました。
試作ビーム・キャノン基部と保持アームの塗装後の画像です。塗装ムラもありますが元々単色であった物をここまで塗れれば3,000円は安いですかね(笑)。因みに赤や緑のチップもガンダムマーカーエアブラシでつくってます。恐らく、こういった部分塗装にこそガンダムマーカーエアブラシの本領が発揮されるものと思いました。カラーチップの作り方はこちらからどうぞ。
こちらは反対側の画像です。矢印部分はフラットで情報量が少ない気がしたので0.3mm厚のプラ板でディテールアップしてみました。加えて赤と緑のチップも加えてあります。因みに塗装面への接着は塗装面を侵しにくいセメダインスーパーXクリアを使っています。
最後に黄色のチップを加えてエネルギー供給パイプぽいディテールを加えてみました。黄色ってすごく映えてくれるので使い勝手が良いのでお勧めです。
完成品のご紹介
制作したFG 緊急脱出ポッド[プリムローズ]の作例紹介及バリエーションレビューもしておりますのでご興味のある方はこちらの記事もご覧下さい。
まとめ
以上が2007年1月発売の電撃ホビーマガジンの付録であった1/144 スケール FG RX121-2 ガンダムTR-1[ヘイズル2号機]用緊急脱出ポッドのプリムローズの制作記録1回目でした。
付録という事でクオリティーは良くないのかなとも思っていましたが軽く組んだだけでもその出来の良さが感じられ、手を加えてやる事で一層輝いてくれそうなポテンシャルの高さが伺えました。
加えてヘイズル改の胸部とする事でヘイズル・アウスラを再現出来たり、フルドドとの合体形態、ヘイズル改のブースター・ポッド、ヘイズル2号機のトライ・ブースター・ユニット、アドバンスド・ヘイズルのマルチ・コネクター・ポッドも装備可能でプレイバリューも折り紙付きです。その変わりに接続部は全てプラスチックでポリキャップはなく、上手く整形色を活かして塗膜を守る必要がありそうです・・・。以外と難易度高い気もしています。
本商品は元々雑誌付録で2007年1月の発売でした。販売形態から察するに流通量もそうは多くはなかったと思いますが、2019年4月現在でもプレミアム化はされているものの中古市場で出回っているようなので気になった方は以下でチェックしてみて下さい。