はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回は先日購入したばかりのスジボリ堂さんの”セラフィニッシャー”についてレビューさせていただきたいと思います。セラフィニッシャーはデザインナイフの先端にセラミック刃が取り付けられた【削る】に特化したツールでパーティングラインやバリ取り、合わせ目消しにも使えてヤスリがけに掛かるストレスをかなり軽減してくれるガンプラ制作のお勧めお役立ちツールです。本記事でも実例を交えながら効果をレビューして行きたいと思います。私も購入したばかりなのでその真価を発揮出来ているのか心配なところですが参考にしていただけると幸いです。
使用例
合わせ目消し①
まずは個人的に期待していた合わせ目消しの省エネ化についてです。HGUC ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]の腕部分の合わせ目消しを題材にご紹介して行きます。と言うことでタミヤさんの”タミヤセメント(流し込みタイプ)”を使ってパーツを接着したのが下の画像です。ムニュっとしたプラスティックの溶けた跡が確認出来ると思います。
ここでセラフィニッシャーの登場です。これまでデザインナイフで行っていたプラ剤が溶け出してムニュっとなっていた部分の切削をセラフィニッシャーにて行ってみたのが下の画像です。初めて使った印象としては削れる量は多いのですがデザインナイフとは異なりソフトな切削が可能で処理後の表面がきれいだなと感じました。
そして#600のスティックヤスリで少し表面を整えたのが下の画像です。今回は塗装はせずにトップコート(つや消し)のみ吹く予定ですがセラフィニッシャーで丁寧に削ればヤスリがけも省いてしまって良いような気もしています(※素人の個人的な感想です)。
合わせ目消し②
続いて同じくHGUC ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]のショルダーパーツの例です。まずは接着後の画像から・・・
ここで”セラフィニッシャー”で切削。力は入れずに刃を20回くらいスッスッとスライドさせるだけで下の画像ようにたっぷりと削りカスが出て来ます。時間にして20~30秒程というのがとても嬉しいところです。
こちらが削りカスを掃ったところの画像です。今回はヤスリがけもしてない状態です。合わせ目消し自体は塗装してはじめて完全に消せるものですが、塗装なしでも目立たなくさせる事は可能で、更にヤスリがけやトップコートを吹く事でさらに目立たなくさせる事が出来そうです。
パーティングライン消し①
ここではHGUC ギャプランTR-5[フライルー]のフルドドIIを使ったパーティングライン消しの例をご紹介します。下の画像で左側が未処理、右側がセラフィニッシャーによるパーティングライン処理をした画像です。まだヤスリがけもしていない状態ですがとてもきれいに削れています。
また更新します。
まとめ
以上がガンプラ制作の際にお勧めのお役立ちツールとしてセラフィニッシャーのご紹介でした。
個人的にはパーティングラインや合わせ目というものは絶対NGという人間ではないのですが、ここは見えにくくしたいなと思うような場所も少しずつ出て来たようにも思えたので購入してみた次第です。
セラフィニッシャーを実際に使ってみた使用感としては良く削れるのですが感触がソフトなのでデザインナイフで処理して失敗したような深い傷の発生が劇的に減ったと感じました。また、セラフィニッシャーによる切削を丁寧に行う事でヤスリがけをも省いてしまって良いのではないかと思えてしまう程の仕上がりだったと思います。結果、失敗のリカバリーが減ってヤスリがけに掛かる労力も削減されたので作業効率はかなり上がったと思います。
セラミック刃も直刃と丸刃が一対となっているのでパーツの形状による使い分けも出来ます。また、セラミック刃のみの販売もされているので切れ味の減衰や破損があった場合にはランニングコストも抑えられる嬉しい仕様となっております。
私のようにガンプラ制作を初めたばかりだけれど少しステップアップしたいと思っている方には強くお勧め出来るツールだと思いますので是非一度チェックしてみて下さい。それでは最後までお読みいただきありがとうございました!