はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回はHG 1/144スケール ジョニー・ライデン専用ゲルググに付属するロケット・ランチャーの制作記録をご紹介させていただきます。本武装はジョニー・ライデン専用ゲルググに特徴的な武装ですが他のキット、特にゲルググのバリエーションに流用しても良いアクセントになってくれそうです。
仮組み
まずはHG ジョニー・ライデン専用ゲルググに付属するロケット・ランチャーの仮組み後の画像からです。プレミアムバンダイさんのオンライン限定商品なので入手はやや困難ですが中古市場ではやや高額ですが目にする機会も多いです。
ロケット・ランチャーを一旦分解したのが下の画像です。砲身の先端はキャップ状になっていますがその他の部分はモナカ割りになっているので合わせ目が出そうです。
既存モールドの除去
下の画像はロケット・ランチャーのサイト・スコープのパーツですが矢印部分の既存モールドが少し好みでなかったのでここはニッパーで切り取る事に・・・
下の画像が既存モールドを切除した状態です。刃を入れたところが荒れて白化しているのでヤスリがけする事に。
WAVEさんの”ヤスリスティック SOFT #600”で表面を整えました。
合わせ目消し
目立つ部分のみですが合わせ目消しを少々・・・下の画像で矢印部分のパーツとパーツの間をほんの少しだけ開けた状態でタミヤさんの”リモネンセメント(流し込みタイプ)”を流し込んでギュッと押し付けます。接合部のキットが少し溶けてムニュっとした部分が出て来るのでこのまま乾燥させました。
上記で生じたムニュっとした部分をデザインナイフと#600のスティックヤスリを用いて平面になるように整えました。これで塗装すれば合わせ目が目立たなくなると思います。
スジ彫り
ここからはスジ彫りによるロケット・ランチャーのディテールアップをして行きました。まずはパネルラインを入れたいところにタミヤさんの”曲線用マスキングテープ”を貼ります(上段)。続いてスジボリ堂さんの”BMCタガネ 0.2mm”を使って力を抜いてマスキングテープなぞる様にしてスジ彫りをしてラインを追加しました(下段)。
上の要領で各部にスジ彫りをして最後に#600のスティックヤスリでバリを落としました。この際にパーティングライン等気になる場合は一緒に消してしまいます。
プラ材によるディテールアップ
ここからはプラ材によるディテールアップを・・・まずはロケット・ランチャーの砲口を追加したいのでWAVEさんの”プラ=パイプ 肉薄 6.0mm”をデザインナイフで切り出しました。
ここで京商さんの”プラボウ 0.38厚 0.5幅”をデザインナイフで切り出してタミヤさんの”リモネンセメント(流し込みタイプ)”で下の画像のように接着しました。
更にプラボウを切って接着して下の画像の状態に・・・。
そしてここからはプラバンによるディテールアップをして行きます。最初に貼付け先の幅をドラパスさんの”小型スプリングコンパス”を使って計りとり、プラバンの一端に針を引っ掛けて数回スライドさせて傷を付けます(矢印部分)。
デザインナイフとステンレス定規で目的の幅のプラバンを切り出しました。因みに手で折り曲げてもパキッと折れます。
更に希望の高さを小型スプリングコンパスで計りとり、同じ様に傷を付けてデザインナイフ等で切り出します。
切り出したプラバンをリモネンセメント(流し込みタイプ)で下の矢印部分に接着しました。
ここでロケット・ランチャーのサイト・レンズ用にnakiraさんの”レザークラフト穴あけポンチ”を使って下の画像のパーツも切り出しておきました。
塗装
上で造ったパーツをGSIクレオスさんの”ガンダムマーカーエアブラシシステム”で赤色に塗装。
ガンダムマーカーエアブラシシステムのレビューも書いておりますのでご興味のある方はご覧下さい。
続いてサイト・レンズをイメージして切り出したパーツをガンダムマーカーエアブラシシステムでアイグリーンに塗装しました。
ロケット・ランチャー本体はガンダムマーカーエアブラシシステムを使って黒で塗装しました(上段)。またマスキングテープを剥がした状態下段で整形色を活かしてツートンに仕上げてます。
先程、ガンダムマーカーエアブラシシステムで塗装したロケット・ランチャーの砲口部分を設置。今回は接着剤無しで固定出来ました。
同じくアイグリーンに塗装しておいたサイト・レンズ及びセンサー・パーツを設置。この際にはデザインナイフで一度塗膜を削ってからタミヤさんの”リモネンセメント(流し込みタイプ)”で接着しました。
カラーチップによるディテールアップ
ここでプラボウを小さく切り出した物をガンダムマーカーエアブラシシステムで塗装したカラーチップでディテールアップを・・・接着はタミヤさんの”リモネンセメント(流し込みタイプ)”を使い、接着場所の塗膜をデザインナイフ等で削り落としてから接着しています。
カラーチップの作り方もご紹介しておりますのでご興味がありましたらご覧下さい。
墨入れ
スジ彫りした場所やカラーチップを貼り付けた場所を中心にタミヤさんの”墨入れ用塗料”で墨入れしました。因みにブラック、グレイ、ブラウンの3色を使ってます。
乾燥後にタミヤさんの”エナメル用塗料”を染み込ませた綿棒ではみ出た墨入れ用塗料を拭き取ります。ガンダムマーカーで塗装をしているとこの時点で何カ所か塗装が剥がれてしまう事がありますが同色のガンダムマーカーでリタッチすればリカバー出来ます。
水転写デカール
ここでハイキューパーツさんの”1/144 RB01 コーションデカール ホワイト”を各部に貼って情報量を増やしました。
トップコート(つや消し)
そして仕上げにGSIクレオスさんの”プレミアム トップコート つや消し”を吹いて仕上げました。トップコートを吹く事で見た目が良くなるだけでなく塗膜やデカールの保護も出来るのでお勧めです。
違う角度からも・・・
最後にロケット・ランチャーの全体像です。
まとめ
以上がHG 1/144 ジョニー・ライデン専用ゲルググのロケット・ランチャーのディテールアップを交えた制作記録のご紹介でした。
個人的に定番の作業工程で合わせ目消し→スジ彫り→プラ材によるディテールアップ→塗装→カラーチップの貼付け→墨入れ→水転写デカールの貼付→トップコート(つや消し)で仕上げてみました。簡単なディテールアップですが興味を持っていただけたらお試しいただければと思います。それでは最後までお読みいただきありがとうございました!