はじめに
こんばんは、pyonta です。
今回は前回に続き、制作しているHGUC ZZガンダムをベースとした『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』に登場するファーヴニルの制作記録として頭部ユニットのスジ彫りによるディテールアップをご紹介させていただきます。
※改造は失敗や怪我のリスクがあります。安全対策を十分に行った上で自己責任の基で行う事にご了承下さい。
スジ彫り
まずはスジ彫りを行って行くパーツですが前回の制作記録でご紹介した後ハメ加工したHGUC ZZガンダムの頭部を使って行きます。
因みに前回の制作記録はこちらをご覧下さい。
まずは下の画像のように矢印部分にスジ彫り用ガイドとしてマスキングテープを貼りました。今回はタミヤさんの”曲線用マスキングテープ3mm”を使用しました。
貼り付けたマスキングテープをガイドにしてスジボリ堂さんの”BMCタガネ 0.2mm”でスジ彫りを行い下の画像のようにパネルラインを追加しました。最初の内はマスキングテープの柔らかさではガイドとして不安を感じる事があるかと思いますが、スジ彫りには必要なのはそれだけ軽い力で作業する事だと思いますので挑戦してみて下さい(プラバンやいらないパーツで練習してみると良いと思います)。
※2023年5月現在では他社製のタガネも販売されていますのでご興味のある方はチェックしてみて下さい。
マスキングテープの幅で回り込めなかった下の画像の矢印部分はデザインナイフの刃を当てて溝を作ってからそれをガイドとしてスジ彫りをして行きます。デザインナイフの刃幅に限られますが曲がらないガイドの引き方なので今後も役立つと思います。
スジ彫りにてパネルラインを追加した状態の画像が下です。
他にもパーツの凹部分はそれ自体をガイドとしてスジ彫りしたりしています。出来るだけきれいに仕上げるためには弱い力で何度も削る事が重要なので私の場合は1ラインあたり20回位かけて彫っています。軽い力でスジ彫りした場合ははみ出した場合のリカバリーもヤスリがけするだけで楽なのでご参考にして下さい。
更にパーツラインを追加した状態が下の画像です。使用するBMCタガネの太さを変えてやるとまた印象が変わるのでもの足りなさを感じるようになったらお試し下さい。
時折、全体を見直してパネルラインの入れられそうな場所を確認しています。下の矢印部分に入れたいと考えたので再びマスキングテープを貼ってスジ彫りをしました。
同様に縦方向にも追加してみました。因みにスジボリ作業中には削りカスがたくさん出るので歯ブラシ等があると作業しやすくなります。私は卓上掃除機を使用させてもらってますのでご興味のある方はチェックしてみて下さい。
メガ粒子砲にも少しスジ彫りして行きます。まずはマスキングテープを貼り(下の画像上段)、これまでと同様にBMCタガネ 0.2mmでスジ彫りしました(下の画像下段)。今回は面が少し荒れてしまったのでスティックヤスリで軽く整えています(ヤスリの傷はツヤ消しトップコートを吹く事で目立たなく出来ます)。
更にもう1ライン”コの字”型でスジ彫りして行きます。同様にマスキングテープを貼って(下の画像)···スジ彫りしました(下の画像下段)。今回のような小さなパーツにマスキングテープを貼る場合は精密ピンセットがあると作業効率的が上がるのでお持ちの方はお試し下さい。
作業前後の比較
今日の作業はここまでとさせていただきます。作業前後の比較画像を載せて最後です。
完成品のご紹介
制作したHGUC ファーヴニルの作例紹介及びレビューもしておりますのでご興味のある方はこちらの記事もご覧下さい。
中古品販売情報
こちらではHGUC ZZガンダムの中古品の販売情報をご紹介させていただきます。ご興味のある方はチェックしてみて下さい。
プラモデル1/144 HGUC ZZガンダム「機動戦士ガンダムZZ」
まとめ
以上が制作しているHGUC ZZガンダムをベースとしたファーヴニルの制作記録としての頭部ユニットのスジ彫りによるディテールアップのご紹介でした。
ディテールアップに興味のある方ならスジ彫りをやってみたいと言う方は非常に多いかと思うのでステップアップのきっかけにしていただければ幸いです。ただ、スジ彫りに必要な道具が非常に高騰しているのが残念なところですがメーカー様の方でも定価での抽選販売を行う等の努力をしていただけているところはありがたいなと感じており、一早く正常な市場に戻る事を願うばかりです。それでは最後までお読みいただきありがとうございました!