はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回は『ADVANCE OF Z』よりHGUC ガンダムTR-6 [ウーンドウォート]の頭部ユニットとプラ材を使ったアンテナのディテールアップ等を制作記録としてご紹介させていただきます。私同様にガンプラ初心者の方には少し難しく感じるかも知れませんが画像を見て少しでも良いなと思っていただけた方には使った材料や道具もご案内していますのでチャレンジしていただければなと思っています。
※いつも書かせていただいておりますが、鋭利なツールや有害になり得る化学物質を使用するので安全面への十分な配慮と自己責任である事にご了承をお願い致します。
ディテールアップ前
まずはアンテナディテールアップする前のウーンドウォート頭部ユニットの画像からです。下の画像の矢印部分に安全フラッグが付いているのが確認出来ると思いますが、ここをニッパーでカットしてヤスリがけしてシャープにするだけでも見映えはかなり良くなるかと思います。
プラ工作
いつもながらリビングで暖色系の証明のまままったりモードで作業しておりまして画像が暗くて恐縮です(汗)。まずはタミヤさんの”プラバン 0.3mm厚”をデザインナイフで切り出しました。因みに1マスが10mmです。
続いてカットする準備として切り出したプラバンが動いて切断面が汚くならないようにタミヤさんの”マスキングテープ”で固定しました。対象が大きなパーツの場合は省ける作業だと思います。
ステンレス性の定規を当てて対角線上をデザインナイフで優しく何度か刃を入れてカットしました。この辺りは失敗してもやり直せるのでケガだけ注意して軽い気持ちで挑戦していただけると思います。因みにデザインナイフはタミヤさんの商品を使わせていただいています。
一旦、ウーンドウォートの頭部ユニットと切り出したプラバンを並べて大きさの確認です。ウーンドウォートの頭部はかなり小さいので少し苦労しました(汗)。
更に下の画像の矢印部分をデザインナイフで切り落としました。
そしてデザインナイフで切れ込みを入れて分割して行きます。今回もモチーフはユニコーンガンダムです。
ここで更に一手間で、分割したパーツの頂点を少し切り落としておいてあげるとより精密感が上がる気がします。一方でカクカクしている方が好みという方はそのままでも良いかも知れません(笑)。
ここで付属のアンテナの先端にある安全フラッグをニッパーでカットしました。今回はタミヤさんの”No.35 薄刃ニッパー”を使用してみました。切断面が粗れてしまった場合は#600くらいで整えてます。
上で切り出したプラバンをタミヤさんの”リモネンセメント(流し込みタイプ)”で接着しました。
更に切り出したプラバンを接着してディテールアップしてみました。後は塗装して確認したいと思います。
マスキング
一通りプラバンによるディテールアップが終わったので塗装準備のマスキングへ。まずはアンテナを外して下の矢印部分を塗装して行きます。
塗装したい部分のみを露出させて他はマスキングしました。因みに塗装の際に使うワニ口クリップはGSIさんの”ネコの手持ち手棒”を使っています。
塗装
ここからはGSIクレオスさんの”ガンダムマーカーエアブラシシステム”を使って塗装です。まずは顔のパーツの一部分をグレーに塗りました。
ガンダムマーカーエアブラシシステムのレビューも書いておりますのでよろしかったらこちらの記事もご覧下さい。
こちらはウーンドウォートのツインアイをGSIクレオスさんの”ガンダムマーカー アイグリーン”で塗装した画像です。こちらはマーカーで直接塗ってます。因みにメットを被ってしまうとほぼ見えないのでやらなくても良いかも知れません(笑)。
後頭部のセンサーもアイグリーンで塗装してます。因みにこちらはマスキングしてガンダムマーカーエアブラシシステムで塗っていますが面積が小さいので直接塗ってはみ出た部分を整えて良いかも知れません。
ここで頭部ユニットを少しずつ組んで行きます。
頬のところに浅いモールドがあったのでスジボリ堂さんの”BMCタガネ 0.2mm”で少し彫り直しました。2023年現在では他社製のタガネも販売されていますのでチェックしてみて下さい。
そしてプラバンでディテールアップしておいたアンテナはガンダムマーカーエアブラシシステムで”イエロー”に塗装しました。
墨入れ
ここでツインアイ周りにタミヤさんの”スミ入れ塗料(ブラック)”で墨入れしました。
スジ彫り工程で入れたマイナスモールドにはタミヤさんの”スミ入れ塗料(グレー)”を入れてみました。
ここでアンテナも付けて頭部を組んでみたところです・・・黄色が良い感じではないでしょうか(笑)。
アンテナにはタミヤさんの”スミ入れ塗料(ブラウン)”を使いました。
はみ出た塗料をタミヤさんの”エナメル溶剤”を含ませた綿棒で拭き取ってスミ入れは完了です。
カラーチップ貼付け
ここでカラーチップを貼付けて更にディテールアップしてみました。使ったのはアイグリーン、レッド、イエローの3色です。接着剤は上でも紹介させていただいたガンダムマーカーを溶かしくいリモネンセメント(流し込みタイプ)を使っています。
カラーチップの作り方はこちらの記事をご覧下さい。
水転写デカール貼付け
そろそろ終わりが見えて来ましたが今回もハイキューパーツさんの”コーションデカール ホワイト”で水転写デカールを貼付けて情報量を上げてみました。
続いてハイキューパーツさんの”コーションデカール ライトグレー”で水転写デカールを貼付けて情報量を上げてみました。
因みに水転写デカールの貼付によるディテールアップはこちらの記事をどうぞ。
トップコート
そして最後はGSIクレオスさんの”水性 プレミアムトップコート つや消し”で仕上げました。プラスチック特有のテカりを抑えてくれ、塗膜やデカールを保護し(塗装ハゲや脱落を抑えてくれます)、ディテールアップ部分とキットの境目も落ち着かせてくれる効果もあるのでお勧めです。
※トップコートは仕上がりに差が出るので乾燥した天気良い日に行います。また健康に配慮して風通しの良い場所で行って下さい。
上の画像よく見たらアンテナが折れていました(笑)。と言う事でタミヤさんのリモネンセメント(流し込みタイプ)で接着して撮り直してみました。これにて最後とさせていただきます。
※リモネンセメント(流し込みタイプ)は塗膜を侵し難いのでこういったリカバリーにもお勧めです。
完成品のご紹介
制作したHGUC ガンダムTR-6[ウーンドウォート]の作例紹介及びバリエーションレビューもしておりますのでご興味のある方はこちらの記事もご覧下さい。
まとめ
以上が『ADVANCE OF Z』よりHGUC ガンダムTR-6 [ウーンドウォート]の頭部ユニットのディテールアップについての制作記録でした。
今回はプラバンをメインとしたアンテナの情報量アップについて触れさせていただきましたが、一旦ハマると最も好きな作業になるような魅力を秘めている工程かと思いますので、安全面に気を配っていただき参考にしていただければ幸いです。
また自分のイメージと違った場合は再度やり直す事が可能で、納得行くまで自分の理想を追求出来る点も達成感を得られるポイントではないでしょうか(笑)。コストパフォーマンスも非常に高いのでお試しいただけると幸いです。それでは最後までお読みいただきありがとうございました!