はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回はガンプラ制作のディテールアップで良く使われるレッドチップを初めとしたカラーチップの作り方をご紹介させていただきます。お手軽ながらガンプラに貼付けるだけで大きな変化を生み出してくれるコスパの高い手法なので是非トライしてみて下さい。
チップの切り出し
最初はカラーチップの元となるプラ棒の切り出しから行います。プラ板を薄く切ったものを代用しても構いませんが市販のプラ棒を使った方が精度高く簡単に用意出来ます。今回はエバーグリーンさんの”プラボウ 平棒0.38×0.5mm 10本”を使用して切り出しをして行きます。
カッティングマットの上でデザインナイフでプラボウを適当な長さに切り出して下の画像のような状態にします。
続いてマスキングテープをリング上に丸めます。
そして下の画像のようにマスキングテープの上に切り出したプラボウを並べます。この時精密ピンセットがあると作業が捗ります。
下の画像のように塗装ブース内にセットします。なお、私はダンボールを使って塗装しています。
チップの塗装
続いては切り出したプラボウの塗装です。今回はガンダムマーカーエアブラシとガンダムマーカーを使って塗装して行きます。
このガンダムマーカーエアブラシですが初期費用が抑えられ、片付けもいらないのでこれから塗装をお考えの方には是非ともお勧めしたいです。そして下がガンダムマーカーのアイグリーンで塗装した画像です・・・平滑な塗装が出来ています。アイグリーンはセンサー部等に使うと効果的です。
ガンダムマーカーエアブラシのレビューはこちらからどうぞ。
更にガンダムイエローです。
下はガンダムレッドです。ガンプラの作例で良く見られるレッドチップになります。
更に更に蛍光グリーンです。
そして最後はティターンズブルーです。
カラーチップの回収と保管
私は2~3時間程度乾燥させたら塗装したカラーチップを回収します(乾燥時間についてはもっと取った方が良いかも知れません)。この時も精密ピンセットがあると作業性が上がると思います。下はガンダムイエローのチップ、汎用性が高く主張し過ぎる事がなく様々な場所で使用出来ます。
下の画像はガンダムレッドによるレッドチップ。イエローチップとは異なりかなり目立つので各パーツのポイントになってくれますが使い過ぎるとクドくなってしまうので、接着する場所のバランスを考慮しながら使うと良いと思います。
こちらはアイグリーンによるグリーンチップです。センサー関係で役立ってくれる非常に使い勝手の良いカラーチップです。たくさん使ってもクドくはならないですが、やはりピンポイントで使った方が格好良い感じがします。
続いて蛍光グリーンによるグリーンチップです。こちらのグリーンチップはかなり控えめな印象であまり目立たないのですがアイグリーンのグリーンチップと並べる事でセンサー関連部品の濃淡を表現する事が出来ます。
そしてティターンズブルーによるブルーチップが下の画像です。室内灯の影響で綺麗に発色していないように見えますが、プリムローズの試作機カラーとの相性も良いのでAOZ関連機体にはお勧めです。
作ったカラーチップは100均等で購入出来る小箱に色事に分けて保管しておくとガンプラ制作の際にディテールアップがサクサク進んでストレスがなくて良いかと思います。因みに接着剤はタミヤさんの”リモネンセメント(流し込みタイプ)”を使って接着します。同じくタミヤさんの”タミヤセメント(流し込みタイプ)”ですとガンダムマーカーの塗膜が負けてしまいますのでご注意下さい。
まとめ
以上がガンプラ制作におけるディテールアップ用のカラーチップの作り方のご紹介でした。
切って、塗って、接着すると言う非常に原始的な作業ですが制作者にもたらされる恩恵をとても大きく、一度始めると病み付きになる魅力的な手法だと思います。
一点だけ注意点ですが、接着剤にはタミヤさんの”リモネンセメント(流し込みタイプ)”を使用し、接着する面同士はプラ材が露出している状態(塗料が付いている場合は削る)である事を確認して下さい。リモネンセメント(流し込みタイプ)の主成分はプラ材を溶かして接着する性質があるので塗膜があるとプラ材が溶けなくなるので上手く接着出来ません。
一回読んだだけですとひょっとしたら難しく感じてしまうかも知れませんが、最初は練習用で何度か試していただいて感覚を掴んでいただき実践に臨まれるのが良いかと思います。私もですがガンプラ初心者の方はほぼほぼこの手法にハマると思いますので是非ご検討下さい。それでは最後までお読みいただきありがとうございました!