はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回は『ADVANCE OF Z ~ティターンズの旗のもとに~』に登場するモビルスーツであるHGUC ギャプラン[フライルー]の制作記録の1回目をご紹介させていただきます。別に紹介させていただいているヘイズル改やウーンドウォートのレビューが完了していない後ろめたさもありますがモチベーション維持のためフライルーにも手を出しはじめたので少しずつですが本記事も更新して行きたい思っています。
モノアイの露出と自作アンテナの制作
モノアイの露出
フライルーの仮組みを終えてまず感じたのが凄く格好良いのにモノアイがバイザーに隠れてしまっているのが少しだけもったいないとなと言う点でした。ですので今回はこの辺りに焦点を絞って制作記録を残させていただきます(あくまで素人の制作記録ですので実践される場合は安全に十分配慮した上で自己責任での実施をお願い致します)。という事でまずは結論のビフォアー・アフターから・・・
上の画像の通り仮組みの段階で既にイケメンなのですが個人的にはモノアイをもう少し見えるようにしたいなと思いましたので頭部を一旦、分解(下の画像)。矢印部分でロックがかけられていて下顎が固定されている構造だったので・・・
下の画像のようにグレーのパーツをニッパーで切断しました。更に赤矢印部分のピンも干渉していたので二割ほど残して切断しています。
そして再度組み直してみた状態が下の画像です。これでモノアイがしっかり見えるようになりました(暗くて確認しにくいと思いますが下顎が下がってモノアイが見えるようになってます)。
自作アンテナの制作
引き続き頭部の加工をと言う事でアンテナを自作して行きます。自作と言ってますがシンプルに言えばプラバンを切って貼るだけです(笑)。まずは下がオリジナルです。
これをニッパーで切断します。正直ドキドキしますが慣れて来るところもあったりします。私の場合、フライルーが3個あったりしたので思い切り良く出来た気もします。また、この工作に慣れてしまえばプラバンとデザインナイフで自分で造れてしまうので習得するとかなり心強いです。
反対側もニッパーで切断し、下の画像のように適当な長さのプラバンを切り出します。今回は・・・というよりいつもですがタミヤさんの”0.5mm厚のプラバン”を使用しました。適当がまた難しく感じられるかも知れませんが、気に入らなければやり直せるのでまずは切り出して合わせてみるのが良いかと思います。
矢印部分はデザインカッターで切り落として少しプラバンぽさを無くしてみてます。私の場合、ユニコーンガンダムのデストロイモードのアンテナをイメージしているので同じ趣向の方はスマホ片手にやってみるのもお勧めです。
ここで先ほど切り出したプラバンをタミヤさんの”リモネンセメント(流し込みタイプ)”で接着しました。リモネンセメントは接着までに少し猶予(時間)があるので微調整出来るのが大きなメリットです。加えて健康面でも有害性低いと思います。一方、通常のセメントタイプはサクサク作業を進めたい場合に重宝されますが慣れるまではリモネンセメントがお勧めです。
次に接着パーツより一回り長いプラバンを切り出し(上段)、デザインナイフで赤い矢印部分が黄色のアンテナ基部と平行になるように角度を整えました(下段)。
デザインナイフで更に2パーツに切り分けて(上段)、4パーツにした後に再び角を落とします(下段)。
再びリモネンセメントで接着します。この時、隣り合うプラバンと上下左右少しずらして隙間を作ってあげるとぴっしりと隙間なく並べるよりも情報量が多くなる気がします。あくまで好みです(笑)。
最後に下の画像で上段の赤矢印ように、ちょっとしたプラバンを切り出して、リモネンセメントで接着して下段のようにしてみました。まだ塗装前なので全く目立たないのですが・・・
下の画像の赤矢印部分に接着してアンテナの工作はひとまず完了です。後は適当にスジ彫りしてディテールアップしていますが、私はスジボリ堂さんの”BMCタガネ”を使わせていただいています。下の画像では黄色の矢印が0.15mm、緑が0.4mmのタガネを使ったスジ彫り跡です。2023年現在では他社製のタガネも販売されておりますのでチェックしてみて下さい。
モノアイのLED化
ここからはフライルーのモノアイのLED化による電飾をご紹介して行きます。まずは配線付きLEDチップとメタルパーツである丸皿を用意・・・初めてのトライと言う事もあり実際に用いたものとは異なりますが”1608G”とハイキューパーツさんの”3.0mm SPプレート”で代用可能で通販で購入出来ます。下はメタルパーツにチップ配線付きLEDを瞬間接着剤で接着した画像です。
※実際には作業に移る前に点灯確認しています。
フライルーの頭部を一度バラしてモノアイ部分に瞬間接着剤で固定しました。
再度、頭部を組み立てたところです。因みにアンテナはGSIクレオスさんの”ガンダムマーカーエアブラシシステム”で黄色に塗装してあります。フライルーの場合は都合良く隙間があったので無加工で配線を逃がせました。
ガンダムマーカーエアブラシシステムのレビューはこちらからどうぞ。
そして3Vのボタン電池に繋いでLEDが点灯する事を確認・・・少し明る過ぎる気がしますが後で調整してみる事に。
プラ材によるディテールアップ
ここからは一旦電飾からは離れてプラ材によるディテールアップへ・・・まずはタミヤさんの”プラバン 0.3mm厚”とエバーグリーンさんの”プラボウ”を下の画像のようにカットしました。
切り出したプラバンをGSIクレオスさんの”ガンダムマーカーエアブラシシステム”でアイグリーンに塗装しました。
一方、プラボウの方はイエローに塗装しました。
先程塗装しておいたプラバンをフライルーの頭部センサー部分にタミヤさんの”リモネンセメント(流し込みタイプ)”を使って接着しました。
※タミヤさんのリモネンセメント(流し込みタイプ)はガンダムマーカーの塗膜を侵し難いのでこちらで紹介している制作方法では比較的安心して使えますがガンダムレッドは若干色移りを生じる印象があります。また接着する際は接する面がプラスチック面同士となる事が大事なので塗装されている場合は少し削ってプラスチック面を露出させてあげる必要があります。
更に下の画像の矢印部分のように塗装したプラバンをリモネンセメント(流し込みタイプ)で接着しました。切り出す手間は増えますがマスキングの手間は無くなるのは良いですかね。
同様の作業を繰り返して一通り貼付けたのが下の画像です。
矢印ばかりの画像になってしまいましたが黄色に塗装したプラボウもリモネンセメント(流し込みタイプ)にて接着しました。
※上でも書きましたがプラ面同士になるように注意しています。
黄色のバーが少し太かったかなという不満が残りますが後で誤魔化せればと思っています(笑)。ここでLEDの点灯を確認・・・光るモノアイ・・・良い気がします。
まとめ
以上が『ADVANCE OF Z ~ティターンズの旗のもとに~』に登場するモビルスーツであるHGUC ギャプラン[フライルー]の制作記録の1回目でした。
フライルーのモノアイの露出についての加工方法とプラバンによるアンテナのディテールアップ方法のご紹介を中心に書かせていただきましたが汎用性が高い手法なので是非、いろいろなキットに応用させて自分好みにカスタマイズしていただければと思います。それでは最後までお読みいただきありがとうございました!