はじめに
こんばんは、pyonta です。今回は制作しているHGUC ZZガンダムをベースとした『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』に登場するファーヴニルの制作記録として腰部ユニットへのスジ彫り、プラ工作(フロントアーマーの分割)、塗装、カラーチップの貼り付け、墨入れ及び水転写デカールの貼付けによるディテールアップとつや消しトップコートによる仕上げをご紹介させていただきたいと思います。
※ディテールアップは失敗のリスクがありますので自己責任の基で行う事にご了承下さい。
ZZ腰部ユニットへのプラ工作によるディテールアップ
プラ加工の段階は画像をあまり残せていなかったのですがスジ彫りやプラバンによる工作で以下のような状態としています。
ディテールアップに加えて、今回は腰部ユニットのフロントアーマーの分割をしたのでこちらのご紹介します。まずは下画像のようにパーツを分解しました。
続いて、下の画像のようにニッパーを使って真ん中でカットしました。
更に、切断面にドリルとピンバイスを使って0.5mmの穴を開けました。
回転軸用として0.5mmのアルミ線を入れました。
アルミ線を適当な長さでカットしました。アルミは柔らかいですが、刃こぼれ防止のため金属用ニッパーを使いました。不要となったニッパーでも良いかと思いますが今後の切れ味に影響する可能性があるのでご注意下さい。
そしてこれで作業終了です。
こうしてフロントアーマーの分割により左右が独立して動かせるようになりました。ちょっと嬉しいですよね。
ZZ腰部ユニットへの塗装
ここからはZZガンプラの腰部ユニットの塗装に移って行きます。まずはパーツを分解して下の画像のように並べてみました。左側はガンダムマーカーのティターンズブルー、右上はガンダムニューホワイト、右下は無塗装とする予定です(両色は2021年現在はバラ売りされてないのでご注意下さい)。
そして、こちらがGSIクレオスさんの”ガンダムマーカーエアブラシシステム”で塗装した画像です。
ガンダムマーカーエアブラシシステムについては別記事でレビューと実例をご紹介しておりますのでご興味のある方はこちらの記事もご覧下さい。
塗装を終えたところの画像です。塗膜ハゲがこわいので擦れそうなところはまだ組まないでおきます。
ZZ腰部ユニットへの墨入れ
ここからはタミヤさんの”スミ入れ塗料”を使った墨入れ作業へ。最初は白の下地にライトグレーを入れました。ダクトのモールドが目立って良い感じかと思います。より暗い色(黒に近い色)を使う事でさらにくっきりとした表現が可能ですが、くどさも出て来るので薄めから試した方が失敗が少ないと思います(あくまで好みです)。
下地がティターンズブルーのパーツには遠慮なくブラックで墨入れしました(笑)。
翌日の画像がこちらです。技術的な問題もありますが馴染ませられる気がするのでは私は大雑把に墨入れしています。
タミヤさんの”エナメルX-20溶剤”を綿棒に含ませてはみ出た部分を拭き取りました。
ZZ腰部ユニットへのディテールアップパーツの追加
少し順番が変わってしまいましたが、付けようか悩んでいたバーニアを付ける方向に(笑)。今回はWAVEさんのU·バーニアフラット[長方形]4を選択···小さいです。
設定上は白のようなので下の画像のように塗装準備しました。
ここでガンダムマーカーエアブラシシステムでホワイトに塗装しました。
接着先のフロントアーマー部分の塗装を少し削ってプラ材表面を露出させ、ガンダムマーカーの塗膜を侵しにくいタミヤさんの”リモネンセメント(流し込みタイプ)”で接着しました。塗膜剥がしにはスジボリ堂さんの”BMCタガネ0.5mm”を使用しました。2023年5月現在では他社製の商品も販売されておりますのでご興味のある方はチェックしてみて下さい。
ZZ腰部ユニットへのトップコート
仕上げは塗膜とデカールの保護及び質感の統一を主な目的につや消しのトップコートを吹きました。粗いところは多々ありますが思っていたものに近いものが出来たような気がします(笑)。ガンダムマーカーを使った塗装の際は水性のトップコートを選ぶ点だけご注意下さい。
完成品のご紹介
制作したHGUC ファーヴニルの作例紹介及びレビューもしておりますのでご興味のある方はこちらの記事もご覧下さい。
中古品販売情報
こちらではHGUC ZZガンダムの中古品の販売情報をご紹介させていただきます。ご興味のある方はチェックしてみて下さい。
プラモデル1/144 HGUC ZZガンダム「機動戦士ガンダムZZ」
まとめ
以上が、HGUC ZZガンダムをベースとしたファーヴニルの制作記録として腰部ユニットへのスジ彫り、プラ工作(フロントアーマーの分割)、塗装、カラーチップの貼り付け、墨入れ及び水転写デカールの貼付けによるディテールアップとつや消しトップコートによる仕上げの制作記録のご紹介でした。
腰部ユニットのフロントアーマーの分割はHGシリーズではかなり共通して使用出来る改造方法で汎用性が高く、見映えもかなり良くなるのでお勧めです。
また、ガンダムマーカーエアブラシシステムによる塗装やチップによるディテールアップも簡単ながら効果的なのでご検討いただければと思います。
そして、ディテールアップによる塗膜や水転写デカールの保護には水性のトップコートが有効なので、つや消し、半光沢、光沢から好みで仕上げをしていただければと思います。それでは最後までお読みいただきありがとうございました!