はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回は、現在制作中のHG 高機動型ザク地上型(セルマ機)の制作記録1としてモノアイのLED化をご紹介したいと思います。汎用性の高いガンプラの改造方法なので最後までお付き合いいただけますと幸いです(紹介している方法は実施例の1つであり、失敗や怪我のリスクがあります。実施する場合はあくまで自己責任の元でお願い致します)。
電池収納工作
まずはボタン電池の収納場所の確保から行いました。機体の種類にもよると思いますが、バックパックか胴体部分に収納する事が多くなると思います。今回は容量の大きそうなバックパックを選択しました(下の画像)。
選択したパーツを分解して、収納するボタン電池を並べたところです。画像だとボタン電池が薄そうに見えるので簡単に入るかなと思いましたが、少し苦労はしています(笑)。因みに私がよく使うのは三菱さんのリチウムボタン電池3Vです。
ニッパーとデザインナイフを使って少しづつ削ってパーツ内部のスペースを拡げました。鋭利な工具を使うのでくれぐれも怪我にはご注意下さい。
ボタン電池を収納して仮組みしての確認です。下の画像だと右側に位置するバックパックにボタン電池が収納されています(上画像)。バックパックを閉じた時に電池と干渉するパーツがあったので矢印部分をニッパーで少しカットしました(下画像)。こちらで電池の収納工作は一段落です。
LED取付け工作
ここからはヘッドユニットへのLEDの取付けをご紹介して行きます。まずは仮組みしたパーツを分解したところです。新しいキットと言う事でダボ処理もする事なく着脱も容易でした。
モノアイをつける円盤状の黒いパーツを取出し、ピンバイスで1mmの穴を空けました(上画像)。本来、モノアイとなるモールドはニッパーで切除しています(下画像)
黒い円盤状のパーツの回転軸となる部分にピンバイスで1mmの穴を複数開けてから(上画像)、ニッパーで繋げて配線を通すスペースを確保しました(下画像)。
頭頂部のパーツの回転軸も配線を通すためのスペースを確保するため、ニッパーでV字の切れ込みを入れています。
ここで主役のチップLED 0603(1608) 0.16mm配線済みとディテールアップ用のメタルパーツを組み合わせました。ハイキューパーツさんの2.5mm SPプレートが使用可能です。
LEDのチップをメタルパーツに黒い瞬間接着剤で固定します。接着の際は爪楊枝でちょんちょんつけて行くと作業しやすいかと思います。接着剤の色も利用して前方以外に漏れてしまう光もマスクするようにもしています。
配線を切断しないようにヘッドユニットを組み上げて行きます(上画像)。モノアイ部分を黒い円盤状のパーツに瞬間接着剤で固定して一段落です。工作途中でも何度か点灯チェックはしていますがLEDを付けるとこのような感じになります(下画像)。可動性も確保つつ点灯もするのでかなり嬉しい改造ではないでしょうか(笑)。
遮光処理
最後に頭頂部のパーツを少し塗装して透過してしまう光を減らすための処理をしました。今回はガンダムマーカーのグレーを使用しました。
上下の画像を比較しておでこ周辺の透過が抑えられてプラスティックっぽさが軽減されたように感じられます。ちょっとした手間ですが効果も大きいのでお勧めです。
配線
最後は組立てつつ配線を隠して行きます。LED化以外のディテールアップとの並行作業になるので少し調整が必要になります。まずはヘッドユニットのジョイントにピンバイスで1mmの穴を開けました。
上の画像で開口したジョイントを取出して反対側も同様に開口しました(下画像の矢印部分)。
ヘッドユニットから伸びたLED配線を下の画像のように各パーツを通します。赤い矢印部分がピンバイスで開口した部分です。
胸部ユニットを再び組み上げて下の画像のように配線を隠しました。
また更新させていただきます。
ガンプラのご紹介
今回は制作記録に用いた高機動型ザク地上型(セルマ機)とエグバ機をご紹介させていただきましたのでご興味のある方はチェックしてみて下さい。
まとめ
以上が、HG 高機動型ザク地上型(セルマ機)の制作記録1 モノアイのLED化のご紹介でした。
電飾は車や電車模型用で少し障壁が高いと感じられていた方も多いと思いますが、最近の人気やニーズも相まってか、確実にガンプラもその範疇に入って来ていると思います。
かつては扱い難い極小のチップでしたが、現在では配線付きのLEDが市販され、適切な抵抗も付属し、レッド、グリーン、イエロー等の発色のバラエティも充実し、ハンドリングも簡単になったと感じておりますのでご興味を持たれた方は是非、チェックしてみて下さい。