はじめに
こんばんは、pyontaです。
今回はガンプラ等の模型制作やMOBILE SUIT ENSEMBLE等のフィギュアで、パーツを破損してしまった、紛失してしまった、若しくは、同じパーツをもう一つ欲しい時に役立つ【パーツの複製】についてご紹介させていただきます。
一見、難しそうなイメージですが、思い立って初めて挑戦した私でもクオリティーはさておき【パーツの複製】は達成出来たので是非、チャレンジしてみて下さい。
複製の原型の用意
まずは、今回複製を思い立った経緯でもあるMOBILE SUIT ENSEMBLE 04弾のケンプファーのチェイン・マインの持ち手です。下の画像の矢印部位を破損してしまいました。ここはタミヤさんの”タミヤ瞬間接着剤”で接着して原型としています。
因みに、MOBILE SUIT ENSEMBLE 04弾のレビューはこちらからどうぞ。
複製に使う物
【パーツの複製】に使う主な商品は2つで、1つ目は下の画像の”おゆプラ”です。なんとダイソーさんで100円で入手出来てしまいます。こちらは熱湯に浸けると柔らかくなり、冷えると固くなる性質があり、この特徴を生かして複製パーツの型を取るのに使います。なお、”おゆまる”でも出来ますのでダイソーさんが近所にない場合はチェックしてみて下さい(個人的にはおゆまるの方が有名かと)。
複製方法
本レビューでは”おゆプラ”で進めて行きますね。まずは適当な容器に”おゆプラを入れて熱湯を注ぎます(熱傷に気を付けて下さい)。2、3分もすれば柔らかくなって来ると思いますので箸等を用いて熱湯から引き上げてキッチンペーパー等で水気を除きます。
続いて、下の画像のような適当な大きさの容器に、適当な大きさにカットした”おゆプラ”を敷き詰めてから複製したいパーツをギュッと押し付けます。
更に、押し付けたパーツの上から、”おゆプラ”を押し付けます。これで複製したいパーツを上下から挟み込み、型を造れる事となります。続いて室温で放冷させて型を固くしますが私はせっかちなので冷蔵庫で30分冷やしてみました。
こちらが冷やされて固さを取り戻した(硬化した)”おゆプラ”です。
上の型を取り外してみました。下の画像の左側がそれに当たりますがきれいに型取り出来てそうです。
型取りしたパーツも外します。ここで2つ目の商品の”UVクラフトレジン液(ハード)”を用意します。こちらもダイソーさんで購入可能です。因みにダイソーさんが近くにないという方は”UVレジン(ハード)”でチェックしてみて下さい。
※レジンは換気を良くして、手袋をして扱いましょう。
続いて”UVクラフトレジン(ハード)”を気泡がなるべく入らないように上下の型に流し込みます(下画像)。
上下の型を合わせて、下の画像のように太陽光に30分間当てて硬化させます。
30分後に上下の型を外して取り出した物が右下の画像で、左下の画像が原型パーツです。この段階ではかなり複製パーツにはバリがありますね。・・というか半分はバリです(笑)。
こちらが複製したパーツの拡大画像です。気泡が入ってしまってますが初回としては中々の出来ではないでしょうか。簡単な操作であることがお分かりいただけると思います。
バリはけっこう簡単に取り除く事ができ、手で引きちぎるだけでもそれなりにきれいに取れました。
原型パーツと複製パーツ(バリ取り未完)の比較です。後はニッパーやデザインナイフで整えて完成です。
練習がてらもう一つパーツの複製をやってみました。右側から原型、複製パーツ、複製パーツを”ガンダム マーカーのグレー”で塗装したものです。気泡も塗装してしまえばわかりませんね。とりあえず初回としては上出来ではないでしょうか(笑)。
まとめ
以上がガンプラやMOBILE SUIT ENSEMBLEシリーズの【パーツの複製】方法についてのご紹介でした。ダイソーさんが近くにあればすぐにでも試せる手法なのでパーツが破損した時や無くなった時は試してみて下さい。
因みに、”おゆプラ”も”おゆまる”も熱湯に漬ければ何度でも使用出来るのでエコでもあり、失敗を恐れず挑戦出来ますね。更に、1度、型を作ってしまえばこの型も何度でも使用する事が出来ますので量産する事も可能です。
私の複製した物のクオリティーについては言うまでもないですが、修練して応用すれば強力な手法となってくれそうですね。それでは最後までお読みいただきありがとうございました!